【画像で見る】S54から最新モデルまで! 歴代スカイラインが富士スピードウェイに大集合&レーシングコースを走る!!『ニスモフェスティバル2023』
2023年12月3日(日)静岡県御殿場市の富士スピードウェイで開催された『ニスモフェスティバル2023』。例年、日産のレーシングカーや歴史を彩る名車が展示されるこのイベントだが、今年は「スカイライン」が特にフィーチャーされていた。プリンス、そして日産の代表車種としてブランドイメージ、レーシングイメージを印象づける稀代の名車の歴代モデルが展示されたばかりか、サーキットで活躍したレーシングスカイラインのデモ走行も披露され、富士スピードウェイに集まったファンをその姿とエキゾーストノートで魅了した。 【画像100枚!】『ニスモフェスティバル2023』には歴代のレーシングスカイラインが並んだ! 毎年12月、富士スピードウェイで開催される『ニスモフェスティバル』は、日産のその年を締めくくるビッグイベント。今年も好天に恵まれ多くの来場者が足を運んだ。 歴代名車やレーシングカーの展示はもちろん、オーナーによるパレードラン、エキシビジョンレース、グリッドウォーク、トークショーといったコンテンツだけでなく、レーシングカーコックピットライドやピットワークシミュレーション、サーキットサファリなどの体験型コンテンツも充実。
ピット内の車両展示エリアには歴代スカイラインが並ぶ
ピット内には日産の歴代名車やレーシングマシンが並ぶ恒例の展示では毎年いろいろなテーマが設定されるのだが、今年のテーマは「スカイライン」! 歴代のスカイラインがプリンス時代のS54から展示されており、歴代のGT-Rはもちろんだが、R33はオーテックの4ドアGT-R、R31はグループAホモロゲーションモデルのGTS-Rとマニアックなクルマが揃う。
レーシングスカイラインは展示だけでなく走りも披露!
市販車だけでなくレーシングスカイラインも展示されており、古くはポルシェ904と争いスカイラインの名を高めたS54BプリンススカイラインGTや49連勝の伝説を築いた初代「GT-R」のPGC10、排ガス規制に消えた悲運のGT-RであるKPGC110といった貴重なクラシックモデルが披露された。 排ガス規制で途絶えたレーシングスカイラインだが、1980年代に復活を果たす。その嚆矢となったのがド派手なエアロとバックファイアで人気を博したグループ5、通称「スーパーシルエット」だ。星野一義のシルビア、柳田春人のブルーバードと並びサーキットを沸かせたのが長谷見昌弘のスカイラインだった。 より市販車に近いグループAのツーリングカーでは、先をゆく外国車勢に一矢報い全日本タイトルを獲得したR31スカイラインGTS-R、そしてついに復活を果たした「GT-R」であり、デビュー戦からカテゴリー消滅まで全29戦全勝を誇ったR32を展示。R31は長谷見昌弘とA.オロフソンのドライブで1989年のドライバーズタイトルを獲得したリーボックカラー。R32は星野一義と鈴木利男の1990年チャンピオンマシンであるカルソニックだった。 さらにGT-1レギュレーション時代のルマン24時間耐久レースに挑んだスカイラインGT-R LMや、JGTC~スーパーGTの歴代GTマシン、スーパー耐久やFIA-GTなど様々なカテゴリーで活躍したレーシングスカイラインが多数展示されていた。 そして展示で終わらないのがニスモフェスティバルのスゴいところ。「日産モータースポーツヘリテイジラン」では「ヒストリー・オブ・スカイライン」と称して、これらのレーシングスカイラインが富士スピードウェイで走行を披露。歴代レーシングスカイラインの編隊走行はまさにファン垂涎、富士スピードウェイは大いに盛り上がった。 唯一残念だったのが、走行予定だったスカイライン2000GT-R(KPGC110)がトラブルにより走る姿を見ることができなかったことか。
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