多彩なステージで新年祝う 奄美パークで初春唄あしび
鹿児島県奄美市笠利町の県奄美パークで4日、新年恒例の「初春唄あしび」があった。ステージに5組が出演し、島唄や舞踊など多彩なパフォーマンスで来場者を楽しませた。 イベントは、三味線に合わせて歌を掛け合う奄美の昔ながらの遊びにちなんで毎年実施。今年は約230人が訪れた。 ステージは島唄教室「山ゆり会」による祝い唄「長朝花節」で開幕。藤扇流奄美本部の生徒らは日本舞踊をしなやかに舞い、初春を祝った。 地元歌手の「ならびや和田」さんが奄美歌謡、ミュージシャンの村山辰浩さんがオリジナルソングをそれぞれ披露。再び山ゆり会のメンバーが「太陽の落てぃまぐれ節」「上がる日の春加那節」など4曲を伸びやかな声で歌った。最後は「奄美パーク応援隊」による六調で締めくくり、出演者と来場者が一体となり手舞いを繰り広げた。 年末年始に県外から帰省していた息子を奄美空港で見送った帰りに同パークに立ち寄ったという女性(52)=同市住用町=は「楽しく元気になった。(1年の)良いスタートを切ることができた」と笑顔を見せた。