「ネタバレされても平気?」「映画のエンドロールは最後まで見ない派?」…”昭和なコラムニスト”と”今どきの若者”の「決定的な違い」
見るのもやめるのも自由だから?
だから映画館で、大ハズレだったあ、と嘆いて途中で帰りたくなることが、昔と比べて少ない気がする。事前情報が豊富である。 ハズレはスマホやパソコンで、配信やアマプラで見ればいいのだ。 配信だからね。一作ずつの課金でなければ、いろいろ見られる。 しかも早送りもできれば、途中で止めてもいいし、見るのをやめるのも自由だ。何やっても人の座席を横切ることもないから誰にも迷惑がかからない。 だから映画館ではエンドロールを最後まで見るのが礼儀だと、いまのおたく系若者は強く信じている。お行儀がよくて、とてもいい。 まとめておく。 作品世界にとらわれる傾向の強い「おたく系学生」であっても、事前にストーリーを知らされる「ネタバレ」に平気な連中は半分近く(46%)いる、ただ映画館ではエンドロールの途中で帰るものではないとおもっている人がほとんど(94%)である。 ちなみにそこそこ頭のいいおたく連中での数値である。 まあ、そんな感じだ。 ……・・ 【さらに読む】『「売れている芸人」と「うまいのに売れてない芸人」は何が違うのか…何十年も落語に通って「たどりついた結論」』
堀井 憲一郎(コラムニスト)