東京五輪の決勝に進むべきは日本だった――。スペインの名物記者がそう考えた理由【現地発】
頬はこけて目はくぼむペドリ。弱冠18歳の体調に強い危惧を
東京五輪のセミファイナル、アセンシオ(7番)のゴールで勝利をつかんだスペインだが、チームとしてのプレーで日本を上回ったわけではない。(C) Getty Images
東京五輪で銀メダルを獲得したスペインU-24代表だが、この結果は妥当なものだったのか。ペドリらEURO2020を戦ったメンバーを酷使したばかりか、ピッチ上のパフォーマンスもハイレベルとは言いがたかった。(文:ヘスス・スアレス/訳:小宮良之 2021年8月19日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック スペイン』を転載) ―――◆―――◆――― やはり今回は、東京五輪の男子サッカーについて書くべきだろう。 スペインの五輪代表チームは、グループステージを1勝2分けで首位通過。準々決勝でコートジボワールを延長戦の末に5-2で下すと、準決勝では開催国の日本を延長115分のマルコ・アセンシオのゴールで振り切り、ファイナルへと駒を進めた。 この原稿を書いている段階で、ブラジルとの決勝戦の結果は分からないが(編集部・注/またも延長戦へともつれた決勝は2
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