日本ハム時代の大谷翔平（２０１７年）

　来日の際はどうぞご自由に使って！？ 　日本ハムがドジャース・大谷翔平投手（30）の“凱旋”を心待ちにしている。 【写真】真美子夫人とデコピンを抱える大谷翔平 　今季2年連続3度目のMVPに輝いた二刀流右腕は17年オフに日本ハムからエンゼルスに移籍。今季ドジャース移籍後も世界を席巻する活躍を見せている。だが、そんな英雄も23年に開業した古巣・日本ハムの本拠地・エスコンフィールド北海道には一度も足を踏み入れていない。そこで日本ハムは球団をあげて大谷のエスコン訪問に期待を寄せているのだという。 　同球場内の左中間後方には日本ハムの黄金期を支えた大谷やダルビッシュ有（38＝パドレス）の背番号に由来した「TOWER　11（タワー・イレブン）」と呼ばれる施設がある。両選手が描かれている壁画内部にはホテルや温浴施設、飲食店なども充実。年間を通して大勢のファンや観光客が詰めかけている。今年11月にはダルビッシュが電撃訪問。球場や施設を満喫したうえで「メジャーで良い球場をたくさん見てきましたけど、本当にお世辞抜きでナンバーワンだと思いました」と球団公式YouTubeを通じて感想を述べた。そんなダルビッシュと同様、大谷にも自慢の球場と施設を体験して欲しいのだという。 　現時点で大谷の訪問予定はないが、球団側は“その時”に備え全面バックアップする方針を固めている。球団幹部も「もし（エスコンに）来るのであれば自由にグラウンドやトレーニング施設などを使ってもらっていい」と「施設フリーパス」を強調して二刀流右腕を歓迎する意向を示している。 　大谷は来年3月に日本で行われるドジャースVSカブスの開幕戦に出場予定。その前後やオフの期間中にゆかりのある北海道を電撃訪問する可能性はある。 　異次元の活躍を続ける二刀流右腕は球団の思いに応えるようにエスコンに降臨するのか。球団はその瞬間を待ち望んでいる。