東京証券取引所・プライム市場の株価騰落率「トップ3」と「ワースト3」…富士通ゼネラルがTOBで上場廃止→一時ストップ高の急騰。買い手の“思惑”とは【昨日の株価】
東証プライム市場に上場している個別株式について、2025年1月7日(火)の騰落率ランキングをお伝えします。 【画像】「30年間、毎月1ドルずつ」積み立て投資をすると…
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値上がりトップ3
1位:富士通ゼネラル〈6755〉……前日比+477円(+20.99%)/終値2,750円 【売買材料】 1月6日(月)取引時間終了後、同社はガス機器メーカー大手パロマの持ち株会社であるパロマ・リームホールディングスから完全子会社化を目的としたTOBを受けたことを明らかにした。パロマ・リームホールディングスとしては、北米地域での販路拡充やグローバルな製造・販売地域の多角化、原材料調達などでのコストメリットといったシナジー創出を見込んでいるとのこと。TOB価格は2,808円で、これにサヤ寄せする形となった。 2位:アステリア〈3853〉……前日比+66円(+12.48%)/終値595円 【売買材料】 1月6日(月)取引時間終了後、同社は25年3月期の連結業績予想について、営業利益を上方修正し、未定としていた最終利益を3億円(前年同期比18億1,100万円の赤字)とし、これを好感した買いが集中した。加えて、期末一括配当予想を5円から7円50銭に引き上げており、これも好材料視された模様。 3位:日本マイクロニクス〈6871〉……前日比+465円(+11.95%)/終値4,355円 【売買材料】 当日は特段個別の売買材料見当たらず。
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値下がりワースト3
1位:GMOインターネット〈4784〉……前日比―96円(―9.63%)/終値901円 【売買材料】 前日の値下がり率1位銘柄。当日は特段個別の売買材料見当たらず。同社は東証スタンダードからプライムへ市場変更しており、これにともなう買い期待を背景に直近まで急上昇していたことから、その反動との見方が強い。 2位:宮越ホールディングス〈6620〉……前日比―146円(―8.98%)/終値1,480円 【売買材料】 前日の値下がり率2位銘柄。当日は特段個別の売買材料見当たらず。 3位:ハローズ〈2742〉……前日比―360円(―8.01%)/終値4,135円 【売買材料】 当日は特段個別の売買材料見当たらず。年末に株価急騰していた影響からか、年明け以降利益確定の売りが優勢となっている模様。
THE GOLD ONLINE編集部(株式投資取材班)