中学生の息子が「漫画」で賞を狙うと言って絵の練習をしています。一体どれほどの賞金が出るのでしょうか。
漫画を描くことに夢中になっている中学生の息子が、漫画賞を狙って絵の練習をしていれば、親として応援したくなるものです。しかし、気になるのが漫画賞の賞金です。漫画賞にはさまざまな種類があり、それぞれに賞金や特典が異なります。本記事では、代表的な漫画賞とその賞金額、受賞後のメリットについて紹介します。
漫画賞の種類と賞金
ここでは、4つの漫画賞の内容や賞金額を紹介します。 ■手塚賞&赤塚賞 手塚賞と赤塚賞は漫画業界に多大な影響を与えてきた伝説的な漫画家の名前を冠した賞で、審査員が豪華な作家陣で構成されている点が特徴です。また、手塚賞と赤塚賞の準入選以上の受賞者には、週刊少年ジャンプやジャンプSQ.本誌、増刊誌に作品を掲載してもらえる特典があります。受賞者にとっては大きな魅力といえるでしょう。 受賞により得られる賞金や特典は以下の通りです。 ●入選 賞金:200万円 特典:手塚・赤塚杯+賞状+記念の楯+掲載権 ●準入選 賞金:100万円 特典:賞状+記念の楯+掲載権 ●佳作 賞金:50万円 特典:賞状+記念の楯 賞を受賞すれば漫画家としての知名度や人気も急上昇する可能性があるでしょう。 ■JUMP新世界漫画賞 JUMP新世界漫画賞は、ジャンプ誌の最前線で活躍している作家たちから原稿を評価してもらえるため、受賞者は作家人生における貴重な経験とアドバイスを得られるでしょう。準入選以上に評価されると本誌や増刊誌への掲載が確約され、デビューのチャンスが大きく広がります。 受賞により得られる賞金や特典は以下の通りです。 ●入選 賞金:100万円 特典:本誌掲載+賞状+記念の楯+ジャンプ連載作家初期短編集 ●準入選 賞金:50万円 特典:本誌または増刊(ジャンプGIGA)掲載+賞状+ジャンプ連載作家初期短編集 ●佳作 賞金:30万円 特典:「ジャンプ+」に全ページ掲載+賞状+ジャンプ連載作家初期短編集 ●最終候補 賞金:5万円 特典:ジャンプ連載作家初期短編集 ●最終候補まであと一歩 賞金:1万円 SNSを通じて審査結果が速報で発表されるため、審査の過程をリアルタイムで楽しむことが可能で、多くの人が作品を発表するための刺激になるでしょう。 ■週刊ヤングジャンプ編集部 新人漫画大賞 週刊ヤングジャンプ編集部が主催する新人漫画大賞は、漫画家を目指す若い才能にとって大きなチャンスとなる賞です。大賞受賞者には本誌での「チャレンジ連載権」が与えられ、3話分の連載が確約されます。 受賞により得られる賞金や特典は以下の通りです。 ●大賞 賞金:100万円 特典:本誌チャレンジ連載権(3話分の連載確約) ※内容に関して編集部が合意したものに限ります。 ●準大賞 賞金:50万円 特典:本誌読切掲載権 ※内容に関して編集部が合意したものに限ります。 ●佳作 賞金:30万円 特典:「となりのヤングジャンプ」に掲載 ●期待賞 賞金:10万円 ●月間ベスト 賞金:10万円 特典:「ヤンジャン漫画TV」にてボイスコミック化 ●審査員特別賞 賞金:10万円 ●初受賞ボーナス 賞金:3万円 新人漫画大賞の魅力は賞金だけに留まらず、受賞後の実績として得られる機会が多い点です。 ■新世代サンデー賞 新世代サンデー賞は、若手漫画家が実力を発揮し、プロとしてのスタートを切るための重要な舞台になる賞です。 受賞により得られる賞金や特典は以下の通りです。 ●大賞 賞金:100万円 特典:本誌or増刊+うぇぶり掲載 ●入選 賞金:50万円 特典:本誌or増刊+うぇぶり掲載 ●佳作 賞金:30万円 特典:うぇぶり掲載 ●努力賞 賞金:10万円 ●奨励賞 賞金:3万円 受賞後に続くキャリアのサポート体制がしっかりと整っており、賞金だけでなく、実際にプロとして活躍するための確実なステップを踏めるでしょう。