UFC元2階級王者コナー・マクレガーが度肝抜く”肩パンチ”から40秒TKO復活勝利。次の標的はパッキャオとの6万人新設ドームでのボクシングマッチ?
「5秒」のUFC最速KO記録を持つホルヘ・マスビダル(35、米国)が、UFCのBMFのベルトを肩から下げてリングサイドに座っていた。UFCのオクタゴンでの戦いでは、マスビダルは次戦の有力候補の一人だろう。 だが、マクレガーが狙うのは、マニー・パッキャオとのボクシングマッチである。試合前のインタビューでもパッキャオ陣営とすでに交渉に入っていることや「ボクシングの世界王者になりたい」とハッキリと断言。NFL「ラスベガス・レイダーズ」の新本拠地として今年8月に米国ラスベガスにオープン予定の6万5000人収容の巨大な屋内ドーム「アレジアント・スタジアム」で「一番最初に戦うファイターになりたいし、そこでパッキャオと戦いたい」というビッグプランをも披露していた。 マクレガーは、2017年8月に無敗の元5階級制覇王者、フロイド・メイウェザー・ジュニアとボクシングマッチで対戦して10ラウンドTKO負けを喫したが、その異種対決は大きな話題を集めて約33億円を稼いだ。ボクシングで勝てなかった屈辱と、「ビッグマネーの夢よ、もう一度」の願いを込めてパッキャオ戦を熱望しているわけである。 この日の秒殺TKO復活で、マクレガーの格闘家としての評価はまたアップした。パッキャオ戦を含め、マクレガーの次なる戦いに注目である。