どんなに書くのが苦手な人でも上達 “企業色”のある文章がスイスイ 「文章構造シート」の導入で、カタログの紹介文を、的確に伝えることが可能に
オウンドメディア、SNS、企画書……。これまで以上に企業内部で外に向けた文章を作る必要が増えてきました。 しかし、企業ごと、場面ごとに、必要な文章力は変わります。さらに、サイト上で、文章作成の経験が乏しい書き手が企業のメッセージやトーンに合わせた文体を目指すとなると、難度は一気に上がります。 レジャーやグルメ、スポーツなどの体験コースをギフトにするビジネスモデルを展開するソウ・エクスペリエンスでは、カタログに掲載する体験の紹介記事を体験コースを作成した社員がまとめ、サイト上にアップしています。 よりわかりやすく、伝わる記事になるように取り入れたのが「文章構造シート」でした。これにより誰でも一定のレベルと内容を保った文章を書けるようになったのです。 シート開発の裏側から、多くの企業でまねできる活用方法をレポートします。
ソウ・エクスペリエンスの「文章構造シート」
ソウ・エクスペリエンスは「体験」をカタログにして贈るというビジネスを展開しています。その体験をサイト上に紹介する文章を書いているのは、主に加盟店と共に体験コースを作成した営業担当や、顧客担当の社員やスタッフです。 開発者の視点と情熱で書き出すと、どうしても情報が偏りがちな紹介文を、どれもわかりやすく同じ温度で伝えるために開発されたのが「文章構造シート」です。
そのサイトに必要な文章って?
「体験をギフトにしてプレゼントする」というビジネスを展開するソウ・エクスペリエンス。体験を検索できるWebサイトには、当然ながら、たくさんの体験コースがカタログ的に紹介されており、それぞれの内容が写真と共に説明されています。 2005年に事業が立ち上がったときから、事業形態はほぼ今の形と同じ。当初は関わる人数も少ないことから、コースを作成して説明文をつけるという作業にも全員の意識統一ができていて課題になることはなかったといいますが、会社が成長しスタッフが増えると状況は変わってきたそうです。 事業開発チーム・制作チームの関口昌弘さんに伺いました。