トヨタ決算発表 豊田社長が事業方針説明(全文1)売上高30兆円超え
売上高が初の30兆円超え、所見を聞きたい
司会:それでは、皆さまからご質問を頂戴したいと存じます。ご質問のある方にはマイクをお持ちいたしますので、お手を上げてお知らせください。なお、恐縮ですが、なるべく多くの皆さまからご質問を頂戴したいと存じますので、お1人さま2問までとさせていただきます。それではよろしくお願いいたします。一番奥の一番前の方、お願いいたします。 時事通信:時事通信の【アンドウ 00:15:38】と申します。小林副社長に2点お伺いいたします。まず初めに2019年3月期決算の全体的な評価についてお聞かせいただければと思います。異業種との競争が今後激しくなることが予想される中で、今回の着地、この数字をどのように見ているのか。また売上高が初めて30兆円の大台を超えましたけど、それについても、それも含めてご所見をお伺いできればと思います。 2点目はトヨタがというか、まさに小林さんが中心となって進めてきた原価低減の取り組みについてであります。これまで小林さんはトヨタの体質を筋肉質にすると繰り返し話されてきましたけども、現状どの段階まできたのか。また原価改善の増益効果についてですけども、20年3月期は先ほどプラス1100億円という話もありましたけども、このレベル感でいいのか、さらにもっと進める必要があるのか、その辺りも含めてご認識をお伺いできればと思います。以上です。 小林:まず決算の評価ですけども、前、ばつって言っちゃったものですから、みんなが仕事やってないように見えましたので、今回はしっかりご説明したほうがいいかなと。まず活動量とか、体格っていうのは売り上げなんですね。そういう意味では台数は大事ですけれども、結果として、例えば売上高は30兆になりましたけれども、評価としてはまだ売上対価、活動量の評価としては、前年よりもシェアが0.1%伸びています。これは一応みんなが頑張った成果で、もちろんお客さまのおかげだと思ってますけどね。だから売り上げのほうはまずまずかなと。