【40代からの姿勢矯正】無自覚な人も多い「猫背」!背骨を本来のS字カーブに戻す「胸椎ほぐし」
鏡や写真を見て自分の姿勢に驚いた、という人はいませんか? 猫背だったり肩や背中がガチガチという人は、背骨の上部である胸椎の動きが悪くなっているかもしれません。胸椎を動かすエクササイズで、姿勢改善を目指しましょう。 ◆動画で詳しいやり方を見る|無自覚な人も多い「猫背」!背骨を本来のS字カーブに戻す「胸椎ほぐし」 ■猫背のときの背骨はどんな状態? 猫背とは背中が猫のように丸まっている姿勢を指します。通常、背骨はなだらかなS字カーブを描いていますが、猫背姿勢になると背骨の丸まりが強くなります。 この背中が丸まった状態が長く続くと、背骨の上部である胸椎周辺の筋肉が硬くなり、胸椎の動きに制限が出てしまいます。猫背が改善しないだけではなく、肩甲骨の動きが悪くなって肩こりを引き起こしたり、胸椎の動きをカバーするために腰に過剰な負担がかかる場合もあります。 ■■猫背になりやすいのはこんな人 ・加齢に伴う筋力の低下を感じている ・運動不足 ・長時間の背中を丸めた状態での作業が多い ・スマホを見る時の姿勢が崩れている 上の項目に一つでも当てはまる場合は、胸椎の動きをよくするエクササイズを行い、姿勢の改善や肩こりの予防・緩和を目指しましょう。 ■片側5回ずつでOK!胸椎ほぐしエクササイズ ①四つん這いになります。右腕をあげて右ひじを曲げ、右の手のひらを後頭部に添えます。 ②息を吸いながら右ひじを天井方向に上げて胸を開き、息を吐きながら上半身を左側にねじって右ひじと左ひじを近づけます。 ③この動きをを5回繰り返して、反対側も同様に行います。 ④正座の状態になり床をつたいながら両腕をできるだけ前に伸ばし、おでこを床につけて背中を伸ばします。 ライター/小野田貴代(ヨガ講師)
小野田貴代