MotoGPヘルメットメーカー勢力図に変化の兆し!? 新星アコスタがアルパインスターズ陣営に加入も存在感を示す日本メーカー
世界最高峰の舞台=MotoGPで走るライダーたちの装備品が気になるッ! ってことで、前年に引き続き、MotoGPライダーが使用するヘルメットのシェアを調査しました。 【この記事の写真をまとめて見る】MotoGPヘルメットメーカー勢力図に変化の兆し!? 新星アコスタがアルパインスターズ陣営に加入も存在感を示す日本メーカー
微減もシェアNo.1をキープ! イタリアのAGVが最多4名
シェアNo.1に輝いたのはイタリアのAGVで4名。 2023年は5名でしたが、昨年、GASGASファクトリーレーシングから参戦していたポル・エスパルガロ(開幕戦のクラッシュでシーズンの半分近くを棒に振ってしまいましたが……)が第一線を退き、KTM陣営のテストライダーに就任したため、微減です。 2020年王者のジョアン・ミル(レプソルホンダチーム)以外の3名はイタリアンで、いずれも長年AGVの看板として大活躍してきたバレンティーノ・ロッシの弟子たち。 ロッシ御大、現在参戦する4輪レースではBELLを被っていますが、今年の1月にWSBK(スーパーバイク世界選手権)のテストでYZF-R1を走らせた際には、きちんと(?)AGVを着用していました。 その時と同じ、2023 GT World Challenge参戦時のフレアパターンを再現した『PISTA GP RR』は、世界3000個限定で予約販売中です。テストに参加したのは、そのプロモーションのためだったりして(笑)。 ◆ホンダを引っ張る立場となったミルがテストで使用した“絶賛仕事中”ヘルメットは『スターライン・デザイナーズ』によるもの。本番仕様はもっと普通です ◆ロッシが4輪の2023 GT World Challengeで被ったヘルメットのグラフィックを再現した『PISTA GP RR JIST Asian Fit 027-SOLELUNA 2023』
新星アコスタが加入したアルパインスターズは勢力拡大
昨シーズン、MotoGPクラスに電撃参入。大いに話題をさらったアルパインスターズは、さらなる動きを見せています。 マルク・マルケス以来の天才とも称されるルーキーのペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)と契約。2021年にMoto3、2023年にMoto2のチャンピオンに輝いた19歳の新星は昇格に伴い、これまでサポートを受けていた母国スペインのMTヘルメットからのブランドチェンジとなりました。 2023年、最終戦までタイトル争いを繰り広げたホルヘ・マルティン(プリマプラマックレーシング)、MotoGPクラスとなって以降で初めてとなる3メーカーでの勝利を狙うジャック・ミラー(レッドブルKTMファクトリーレーシング)も継続で、合計3名と着々と勢力を拡大中。 ベースモデルとなる『Supertech(スーパーテック)R10』は欧州とアメリカで販売開始。価格は999.95ドル~(約14万8000円~)とややお高めですが、レース好きならずとも日本市場導入の行方が気になるところです。 ◆アルパインスターズが次世代のスターとして目を付けたペドロ・アコスタ。プレシーズンテストで好タイムを連発 ◆欧州とアメリカでの販売がスタートした『Supertech(スーパーテック)R10』。日本市場導入の行方やいかに?