「ロシア派兵北朝鮮軍を指揮するキム・ヨンボク、EU制裁リストに」
ロシアに対する欧州連合(EU)の第15次制裁案に、ロシアに派兵された北朝鮮軍を指揮していると伝えられたキム・ヨンボク朝鮮人民軍総参謀部副総参謀長が含まれたと、EUオブザーバーが27日(現地時間)報じた。 【写真】北朝鮮の閲兵式で部隊を率いるキム・ヨンボク副総参謀長 制裁案の草案はキム・ヨンボク副総参謀長について「2024年にDPRK(北朝鮮)の指導者・金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の公開的な行事に少なくとも7回同行した。これは北朝鮮の軍隊内で彼の重要な役割を表している」と指摘しているという。 ウクライナは先月、国連安全保障理事会(安保理)に提出した声明で、キム・ヨンボク副総参謀長をはじめ、イ・チャンホ偵察総局長、シン・グクチョル人民軍少将がロシアに初期に入国した約500人の北朝鮮軍将校に含まれたと明らかにした。韓国の国家情報院もキム・ヨンボク副総参謀長のロシア派遣事実を公式確認した。 EUは先月ベルギー・ブリュッセルを訪問した韓国政府代表団の北朝鮮軍派兵関連のブリーフィング内容などに基づき、キム・ヨンボク副総参謀長をまず制裁案草案に含めることにしたとみられる。 ウクライナメディアのキーウインディペンデントもこの日、ウクライナのブラシウク大統領補佐官(制裁担当)の発言を引用し、EUの第15次ロシア制裁案に少なくとも8カ国の30法人と個人50人が含まれる予定だと報じた。 制裁リストの準備に参加したウクライナの高官は「今回のリストにはロシア派兵に関与した北朝鮮の官僚も含まれる」と伝えた。