カープの若手ホープは? 広島、来季のブレイク候補(5)来季こそ先発定着へ
今季は夏場まで好調を維持したが、9月の歴史的大失速で無念の4位に終わった広島東洋カープ。新井貴浩監督が就任3年目を迎える来季は、この悔しさを晴らしたいところだ。その一方で、来季にブレイクが期待される選手も少なくない。ここでは、来季のブレイク候補となる広島の選手を紹介する。
森翔平
投打:左投左打 身長/体重:177cm/82kg 生年月日:1998年1月1日 経歴:鳥取商 - 関西大 - 三菱重工West ドラフト:2021年ドラフト2位 今季の終盤戦、一軍で好投を見せていた森翔平。プロ4年目の来季は、開幕から先発ローテーション入りに期待したい。 社会人野球の三菱重工Westから、2021年ドラフト2位で広島東洋カープに入団。プロ1年目から一軍のマウンドに上がると、9月7日の中日戦でプロ初先発初勝利をマーク。同年は8試合の一軍登板で1勝0敗、防御率1.89の好成績を残した。 プロ2年目の昨季は、6月下旬から一軍の先発として奮闘。同年は12試合の登板(10先発)で防御率4.53ながらも、4勝を挙げた。 プロ3年目の今季は、開幕からファームでも苦戦。それでも、6月から徐々に安定感のある投球を見せ始め、8月9日に一軍昇格を果たした。 同日の阪神戦で早速先発を務めると、5回1失点の好投で今季初勝利。9月23日の中日戦では敗戦投手になったものの、8回1失点と試合を作った。 今季は5試合の一軍登板で1勝3敗、防御率2.70。打線の援護に恵まれない試合もあったが、来季に弾みをつける投球を見せた。 今オフには九里亜蓮がオリックス・バファローズにFA移籍し、必然的に森への期待も高まる。来季は主力投手へと成長したいところだ。
ベースボールチャンネル編集部