宗派を超えて能登支援、「仏教クラブ」が義援金寄付
僧侶らでつくる親睦団体「仏教クラブ」が、能登半島地震で被災した七尾市に、京都市を通じて義援金100万円を寄付した。同クラブの瀬川大秀会長(仁和寺門跡)は「1日も早く復興できるように役立たせてほしい」と話した。 仏教クラブは、関西のさまざまな宗派の僧侶や仏教に関心ある人たちの親睦団体で、昭和38年に創設された。毎月の例会で会員から集めた寄付を義援金とした。 同クラブに感謝状を手渡した京都市の松井孝治市長は「宗派の違いを超えて支援の志をいただき、ありがたい。活動に心から敬意を表したい」と述べた。 寄付の直前に被災地を訪れたという同会運営委員の松浦俊昭・壬生寺貫主は、「商店街はプレハブで営業していたり、(復興に関わる)業者の手配ができず復興が遅れたりしている」と現状を報告した。(田中幸美)