中西希亜良インタビュー 台本なしで演技に挑んだ映画初出演作『ぼくのお日さま』
フランス語でスピーチしたカンヌ国際映画祭
――韓国語も勉強されているとお聞きしました、フランス語も喋れるそうですが、カンヌ国際映画祭ではフランス語でスピーチされたのですか。 しましたけど‥‥。基本、内容は考えてなかったです。 ――考えなくて喋れた!(驚) お父さんに「練習してね」と言われていたのですが、何を話すかもちゃんと考えていなくて「大丈夫、練習する」と言っているうちにカンヌに到着してしまいました(笑)。それで「今日、考えて練習しよう」という感じでいたら当日になってしまいました。何も考えていない状態で“こんな感じかな”とスピーチしました。 ――何て話したのですか。 「こんにちは来てくれてありがとうございます。楽しんで下さい」くらいしか言えてないです。これぐらいしか言えていませんが、盛り上がってくれていたように思います。 ――フランス語を喋ったというだけでも盛り上がりますよ。初めてのカンヌ国際映画祭はいかがでしたか。 凄かったです。信じられない経験をしてしまいました。凄く緊張しましたが楽しかったです。“お仕事を頑張ればカンヌ国際映画祭のような場所にもっと行けるのかな?”とも思ったりしました(笑)。 ――カンヌ国際映画祭は最高峰の映画祭です。最高峰を一番最初、デビュー作の映画で経験したということになります。凄いです。次にトライしたいことは何ですか。 いっぱいあります。今は映画の公開も近づいてきているので今あるお仕事に集中したいと思っています。将来のことは‥‥、芸能活動はこれからも続ける予定ですし、フィギュアスケートも出来るだけ続けたいと思っています。それに勉強も頑張らないと‥‥。 ――それはご両親に言われたのですか。 いいえ、両親にはあまり言われていません。自分自身が自分の成績を見て、ちょっと思っているところです。 ――素晴らしい。自分の成績を見て、自分で頑張ろうと思うなんて偉いです。K-POPも好きでご自分の意思で韓国語も勉強されていますが、好きなものに対しては一生懸命になれるということですね。 そうですね。嫌いなものはそれほど勉強したくないんですが、好きなものに対してなら「OK」って感じです(笑)。