ドコモ「irumo」の評判がイマイチよくない理由は? メリット&デメリットを解説
ドコモの「irumo(イルモ)」は月額550円から利用できる小容量&格安プランですが、ネットではイマイチ評判がよくないようです。そこで今回は、いったい「irumo」がどんなプランなのか? メリットやデメリットについて解説したいと思います。 【関連写真】シニアスマホあるある10選「格安SIM乗り換え直後にドコモショップに行こうとした!」75歳同居母
「irumo」はテレビCMで宣伝しているほど安くならない?
月3GBで月額880円を全面に押し出したCMで話題の「irumo(イルモ)」ですが、ネットではイマイチ評判がよくないようです。 もっとも大きい理由は、月3GBで月額880円というのは2つの割引を適用した料金であり、割引なしの料金は月額2,167円であること。つまり、「home5Gセット割」か「ドコモ光セット割」で-1,100円、「dカードお支払い割」で-187円の割引を受けないと、月3GBで月額880円にならないんですね。 これは月6GBと月9GBのプランも同じであり、逆に月0.5GBプランにはこのような割引制度はありません。
これ以外にも、irumoでは注意すべき点が多いので、ひとつずつ解説していきましょう。 まず、irumoは通信混雑時にほかのプラン「ahamo(アハモ)やeximo(エクシモ)」より先に速度制限がかけられることがあります。次に、ドコモメール(@docomo.ne.jp)は有料オプション(月額330円)になることです。これまで、ドコモのガラケーを使っていた人などは注意が必要でしょう。
また、複数回線利用割引の「みんなドコモ割」(最大1,100円割引)もirumoは対象外となってしまいます(月0.5GBプラン以外はグループのカウント対象になります)。さらに、irumoの月9GBプランは割引が適用されないと月額3,377円となり、この場合は月20GBで月額2,970円の「ahamo」より割高になる点も注意が必要です。 ちなみに、eximoで料金の支払いをdカード GOLDに設定した場合は10%還元されるのに対し、irumoの支払いをdカード GOLDに設定しても1%しかポイント還元されないのもデメリットと言えるでしょう。 ■irumoのメリット ・ドコモでサポートを受けられる ・ドコモ光やhome5Gとのセットで-1,100円割引 ・dカード払いで-187円割引 ・月額550円でドコモ回線をキープできる ■irumoのデメリット ・混雑時の優先順位が低く最初に速度制限がかかる ・ドコモメールが有料オプション(月額330円) ・家族間無料通話(ファミリー割引)が適用されない ・複数回線利用割引(みんなドコモ割)が適用されない ・dカード GOLD払いのポイント還元率が1% ・月6GBを超えるとahamoのほうが安い(割引適用なしの場合) ・月0.5GBプランは4G LTE(高速5G回線非対応)で通信速度は最大3Mbps ・月0.5GBプランはデータ容量超過後の速度制限も128Kbpsと遅い(月3GB以上は300Kbps) なお、月0.5GBプランは高速5G回線非対応で4G LTEのみ。しかも、最大速度は3Mbpsに制限されています。また、データ容量超過後の速度制限も月3GB以上プランが300Kbpsなのに対し、月0.5GBプランは128Kbpsと遅くなっているのです。もっとも、月0.5GBプランはほとんどネットに接続しない元ガラケーユーザー向けなので、さほど問題にはならないと思いますが、ややモヤモヤする部分ですね。 ちなみに、格安SIMの老舗である日本通信「合理的シンプル290プラン」なら月1GBで月額290円。料金が半額近くまで安くなるうえに、データ通信量は2倍。回線もドコモの高速5Gが利用できますよ。