ポールのノリス「この接戦のなか最前列を独占できたのは驚き」ピアストリの『危険なリリース』には罰金160万円
2024年F1イタリアGPの予選で、マクラーレンのランド・ノリスはポールポジションを獲得、オスカー・ピアストリは2番手で、フロントロウを独占した。 【写真】2024年F1第16戦イタリアGP予選 ポールのランド・ノリスと2番手オスカー・ピアストリのマクラーレンMCL38 今回マクラーレンは、アップデートコンポーネントとして、フロントコーナー、フロントウイング、コーク/エンジンカバーの変更を申告している。 Q3最初のランで、ノリスとピアストリは暫定1番手、2番手を確保。2回目最後のアタックで、ノリスはさらにタイムを縮めたが、ピアストリは自己ベストを更新することができなかった。ふたりのタイム差は0.109秒だった。 ピアストリは予選中、ガレージから発進した際に、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の進路を妨害する形になり、これが『危険なリリース』と判断された。これはメカニックが状況判断においてミスを犯したことが原因であるとして、スチュワードはチームに10,000ユーロ(約160万円)の罰金を科した。 ■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム) FP3 5番手(1分20秒262:ソフトタイヤ/15周) 予選 1番手(Q1=1番手1分19秒911:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分19秒727:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分19秒327:ソフトタイヤ) またポールを獲ることができて、最高の気分だ。週末を通して接戦が続いているなかで、予選で1番手と2番手を確保できるなんて、少し驚いた。 チームは素晴らしい仕事をした。同じ結果を明日も再現できればうれしい。ここまでかなり接戦だけどね。速いマシンに乗ったとても速いドライバーたちが大勢後ろにいる。だから楽なレースになるとは思っていない。 路面が新しくなったことで、タイヤのデグラデーションについても不明点がたくさんある。未知な部分が多いけれど、ファンにとってエキサイティングなレースになるだろう。 (予選後にメディアに対して語り)正直言って、こんなことを言うのは辛いけれど、(最後の)あのラップはあまり良い出来ではなかった。それでもポールを獲れたので、少し驚いたが、とてもハッピーだよ。 ■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム) FP3 4番手(1分20秒252:ソフトタイヤ/15周) 予選 2番手(Q1=2番手1分20秒076:ソフトタイヤ/Q2=5番手1分19秒808:ソフトタイヤ/Q3=2番手1分19秒436:ソフトタイヤ) Q3の最初のラップはとても良かったのだが、2回目のアタックラップはそこまでではなかった。それでも良いパフォーマンスだったし、チームは素晴らしい仕事をしたと思う。 今週末は信じられないぐらい接戦だから、僕たちがフロントロウを独占できる保証はなかった。だからこそ、それをやり遂げることができたのは素晴らしいことだよ。 路面が再舗装されたため、今までのモンツァとは少し違っているし、上位グループがかなりタイトだから、明日のレースはとてもエキサイティングな展開になるはずだ。 [オートスポーツweb 2024年09月01日]