ドゥカティ、新型『ストリートファイターV2/V2 S』を発表。マシン全体のデザインを一新し2025年3月末より発売
11月5日、ドゥカティは『ストリートファイターV2』と『ストリートファイターV2 S』の新型モデルをイタリア・ミラノで11月7~10日に開催されるEICMA 2024(ミラノショー)で発表した。 【写真】『ドゥカティ・ストリートファイターV2 S』(ドゥカティ・レッド) 『ストリートファイターV2』は、2022年に当時のパニガーレV2をベースに新規モデルとしてドゥカティ・ストリートファイターシリーズへ加わった。 今回、ミラノショーで発表された新型『ストリートファイターV2/V2 S』は、フロントからリヤまでのマシン全体の外観が大きく変更。フロントマスクはシャープで引き締まったデザインとなり、フューエルタンクからシート下、そしてリヤまでシームレスに続くドゥカティ・レッドのフェアリングは、どの角度から見てもドゥカティらしさを演出している。 ヘッドライト上やリヤフェアリングのエアトンネルが以前より拡大し、サイドカウルの形状も見直され、空力性能についても最適化が図られた。マフラーは、シート下のハイポジションに2本出しのシンメトリーレイアウトとなり、片側1本の従来モデルから大胆な変更を加えた。 また、同時発表の『パニガーレV2/V2 S』と同じく軽量化された新しいV2エンジンと両持ち式スイングアームを装備している。搭載される新設計の890cc水冷90度V型2気筒エンジンは、ドゥカティのVツイン史上最軽量の54.4kgを実現。最高出力は120hp/10,750rpm、最大トルクは93.3Nm/8,250rpmを発揮する。 上位グレードの『ストリートファイターV2 S』は、オーリンズ製のフロントフォークとリヤショックアブソーバーを備え、加えて軽量リチウムバッテリーを採用。車両重量がV2より2kg軽い175kgに仕上げられ、2022年モデルと比べて18kgの軽量化を実現した。標準で1シーター仕様であるものの、オプションでパッセンジャーシートキットが用意されている。 なお、『ストリートファイターV2』は、標準で2シーター仕様となっており、マルゾッキ製のフロントフォークとカヤバ製のリヤショックアブソーバーを装備する。ボディカラーは、両グレードともにドゥカティ・レッドのみの1色を展開。価格はまだ未定だが、発売時期は発表されており、2025年3月末からディーラーへのデリバリーが開始される予定だ。 [オートスポーツweb 2024年11月08日]