仙巌園で伝統行事「持明祭」 持明院様のように見も心も美しく 鹿児島県
鹿児島放送
無形文化遺産の次は伝統行事の話題です。5日は島津家18代当主夫人=持明院様のひと月遅れの命日です。鹿児島市の仙巌園で持明祭がありました。 およそ400年前の島津家第18代当主、家久の妻「持明院様」は心優しい人柄で多くの人から慕われたと言い伝えられています。 【記者】 「鶴嶺神社のご祭神としてまつられている持明院様。その持明院様のように身も心も美しくなろうときょうは女性たちが祈ります」 持明院様のひと月遅れの命日、11月5日に合わせて仙巌園の隣にある鶴嶺神社で女性のための神事が行われ、参加者たちは持明院様の心優しい人柄を偲びました。 参加者の中にはこんな人もー。 【参加者】 「出身は鹿児島なんですけども住まいは神奈川で神奈川からきました。厳かな雰囲気の中ででも柔らかい感じがする神社なのでその中で神事を行えたということはとても良かったと思います。強く生きられる女性になりたいと思います」 【仙巌園業務企画課 前迫優希さん】 「このような神事を執り行うことで、改めてご自分の内面の美しさであったりとか健康というところに思いをはせていただければと思います」 神事が行われた後は先月リニューアルした尚古集成館のガイドツアーもあり、参加者たちは興味津々の様子でした。