DXの追い風が続く野村総研、「桁違い利益率」の3大要因
今期も業績は高水準だ(写真:尾形文繁)
野村証券系のシステムインテグレーターである野村総合研究所(4307)が、同業のITコンサルティングの中で一歩抜きんでている。この10年ほど増収増益トレンドが続くなか、『会社四季報』では今2023年3月期も売上高6900億円(前期比12.8%増)、営業利益1190億円(同12.0%増)と2桁増収増益を予想している。 DX(デジタルトランスフォーメーション)需要の取り込みなどが功を奏す。直近の第1四半期決算(2022年4~6月)も進捗は順調だった。 前2022年3月期の売上高営業利益率は17.4%と、同業の富士通(6702)の6.1%やNTTデータ(9613)の8.3%などをはるかに上回っている。野村総研の好採算の秘訣は何なのか。同社の此本(このもと)臣吾会長兼社長を直撃した。
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高野 馨太