小さくなった! ウブロ「ビッグ・バン」新作は使いやすい38mm 3針モデル!? 性別を選ばない最新モデルの実力は
●初期ウブロのDNAを継承するアイコニックモデルが38mm径になって登場
スイス・ニヨンにて1979年に創業、翌1980年に発表した“クラシック”で、ゴールドケース×ラバーストラップという素材合わせで世界に衝撃をもたらしたウブロ。 【画像】「えっ…」これがサイズダウンしたウブロ新作の魅力です(17枚) 伝統を重んじるスイス時計業界からは異端なものとして反発を受けるも、この斬新なアイデアは四半世紀もの歳月を経た2005年、前年にCEOとして迎え入れたジャン=クロード・ビバーのもと、大ヒットモデル“ビッグ・バン”として大輪の花を咲かせることとなります。
6本ビスで留められた幅広ベゼルや同じくビス留めされたストラップなどユニークなディテールを備えた“ビッグ・バン”は発売されるやたちまちのうちに人気を集め、経営難に陥っていたウブロの起死回生の一手となったのは、時計ファンならきっとご存知の通り。 現在ではブランドを象徴するアイデンティティとして、比類のない彩りと透明度を備えたサファイアケースに姿を変えたり、超絶技巧を凝らしたトゥールビヨンやミニッツリピーターを搭載したりと、世界中から賞賛と喝采を浴びています。 さて、そんな“ビッグ・バン”の最新モデルとしてこのたび発表されたのが、この「インテグレーテッド タイムオンリー 38mm」。 ご覧の通り、両サイドに“耳”が飛び出した独特のフォルムやH型ビス、スケルトン仕様の大きな針などアイコニックなディテールを揃えた3針モデルです。 絢爛豪華なリミテッドモデルを見慣れた目には、シンプルな3針ダイヤルはかなりあっさりしたものに映るかもしれませんが、重要なのは38mmというケース径。 現行レギュラーモデルの40mmからひと回り小さくなることで、性別や体格を問うことなく身につけられるユニセックス&ジェンダーフリーなタイムピースへと生まれ変わっているのです。
●原点回帰にしてモダンなアップデート。38mm径サイズの持つふたつの意味
存在感のある大きく分厚い時計がもてはやされた2000年~2010年代を経て、現在はややサイズダウンした42mm前後のスポーティなサイズが主流となっている時計業界ですが、38mmというサイズはウブロが飛躍を遂げた1980年代におけるスタンダード。 ベーシックな「インテグレーテッド タイムオンリー」に38mm径が登場することには、ブランドの原点に回帰することと、現代の価値観に添ったモダンなアップデートというふたつの意味が含まれています。 加えて、ケースに3つの異なる素材を使ったバリエーションをラインナップしているのもウブロらしいところ。