激震のマン・UのアシュワースSD電撃退任に…アモリム監督が開口「最良の状況ではない。だが、重要なのは自分たちの道を進み続けること」
マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が、スポーツダイレクター(SD)ダン・アシュワース氏の契約解除について言及した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 【順位表:プレミアリーグ】マン・Uの状況は? 2月にフットボール部門の実権をジム・ラトクリフ卿が握って以降、クラブ上層部の刷新を図ってきたマンチェスター・U。そして前所属ニューカッスルで同ポジションを務めていたアシュワース氏を引き抜き、今年7月から同SDの下でチーム強化に動いてきた。『The Athletic』によると、夏の約2億ポンドに及ぶ大型補強や、さらにエリック・テン・ハーグ前監督の解任についても重要な発言権を持っていたという。 しかし8日、アシュワース氏がわずか5カ月で電撃退任することが決定。一部メディアによれば、テン・ハーグ前監督の後任の任命に関してラトクリフ卿との意見の相違や、アシュワース氏の夏の移籍市場での発言、アモリム監督着任から2日後に休暇を取って11月の執行員会議に欠席したことなど、それらの言動にラトクリフ卿は苛立ちをつのらせており、それが契約解除につながったと伝えられている。 こうした首脳陣の状況について、12日のヨーロッパリーグ(EL)第6節ヴィクトリア・プルゼニ戦を前にアモリム監督が口を開いた。 「まず最初に言いたいのは、初日からオーナー陣からは素晴らしいサポートを感じたということだ」 「オマール(・ベラダ最高経営責任者)、ダン(・アシュワース)、ジェイソン(・ウィルコックステクニカルディレクター)。ダンもその一員であり、私はダンからのサポートを本当に感じた」 「しかし、これがフットボールであり、時にはこういうことが起こるものだ。選手にも監督にもね」 「最良の状況ではないことはわかっている。だが、重要なのは我々が自分たちの道を進み続けることだ。誰にとっても道は明確であり、これはフットボールで実現できる」 また、自身が加入した時よりもクラブが不安定になっている点について「心配しているか?」と問われると、以下のように返答した。 「そうは思わない。先ほども言ったように、初日からみんなからのサポートは感じている。一人が辞めたところでそれは変わらない」 「もちろん、これは悪い状況だ。なぜなら我々が話しているのは、我々をチームとして支えてくれる人間、プロフェッショナルだからだ。それでも最も重要なことは、ビジョンが明確であり、たとえ一人が辞めてもビジョンが変わらないことだと思う」