「根性論、曲げるつもりはありません」不適切ではない昭和のチカラが宮崎・日章学園ゴルフ部の強さの秘密
親や生徒ともケンカをたくさんしたという。 「プロ養成所ではなく部活なんです。だから生徒は皆平等です。私は夏場の体験入学で最初に『部 活として動くから勝手なことはできない、思いやりを大事にしてください』と話をします。もしイ メージが違っていれば、別の学校を考えていただいたほうがいいと考えているんです」 こうして少しずつ、菊池が思う部活になってはいったが、今度は「勝てない」ことを言われ始めた という。ここでは菊池のアスリート魂が発揮されていく。 「どうやったら勝てるのかなといろいろ考えました。私は結構、型にはめるんです。考え方やこう すべきだということを植え込みます。最近、そういう人はダメな指導者だと言われたりしますけど、 私はいまだに『根性論』で物事を言います。ゴルフでも最終的にはそこだと思うからです」 本人が、どうしても勝ちたい、頑張らないと、という気持ちを持たないと勝てないと菊池は言う。 「もちろん、そこには人への思いやりなどが伴っていないといけません。でも競技には、やはり勝た ないといけないのです」 この教えも日章学園の強さの秘密なのだ。 PHOTO/Shinjiro Matsumoto、Shinji Osawa、Hiroaki Arihara THANKS/いけうちゴルフ === まだまだある日章学園の強さの秘密。続きが気になる人は関連記事の「宮崎・日章学園ゴルフ部の強さの秘密」にて。
週刊ゴルフダイジェスト