埼玉の和菓子天国「川越」で一生に一度は食べておきたい老舗の「絶品和菓子」
コロンとした愛らしいフォルムと素朴な甘味はどこか懐かしい味わい。サラリと溶ける餡とニッキの風味が口に広がり、紅茶やコーヒーとの相性も◎。特にミルクティーと一緒に食べると、チャイのような味わいに! ●SHOP INFO 亀屋栄泉 住:埼玉県川越市幸町5-6 TEL:049-222-0228 営:10:00~17:00 休:春期・秋期:無休 夏期・冬期:水曜日が休業になる場合があります。(臨時休業あり)
『川越菓匠くらづくり本舗』のズッシリ重たい最中「福蔵」
創業明治20年の『川越菓匠くらづくり本舗』は、川越の銘菓をはじめ、四季折々の和菓子、昔なつかしい菓子など、豊富に取り揃えている和菓子店です。 同店のおすすめは何と言っても最中。耐火建築として大切なものを守る役割を担ってきた小江戸川越の蔵にちなみ“生まれる福”、“伝え守る蔵”という意味を込めて「福蔵」と名づけられた一品です。
「福蔵」には、新潟県蒲原地区産のこがね餅を入れて芳ばしく焼き上げた最上級の最中皮が使われています。そこに、100%北海道十勝平野で穫れた小豆をふっくらと炊き込んだ小倉餡と、佐賀県産ひよく米でつきあげた「福餅」が入っています。
ズッシリとした重みがあり、食べ応えも十分。縁起が良さそうな最中はお土産はもちろん贈答品にもおすすめ。もらう人はもちろん、贈るほうも同じくらい満足感が得られること間違いなしの逸品です。 ●SHOP INFO 川越菓子匠 くらづくり本舗 住:埼玉県川越市幸町2-16 TEL:049-225-5252 営:10:00~18:00
川越の銘酒「鏡山」の酒粕を使用した「きんつば」
蔵の街・川越が誇る唯一の酒蔵が『清酒蔵元 小江戸鏡山酒造 酒蔵』。この酒蔵、1895年建造の有形文化財「滝島家住宅」に同蔵の銘酒「鏡山(かがみやま)」のアンテナショップを構えており、日本酒の販売や試飲(有料)が可能。しかし、日本酒だけでなく、美味しい和菓子もあるのです。
それが、「鏡山」の酒粕を練り込んだ皮で包んだ川越限定の「酒粕きんつば」です。バラ売りはしておらず、6個入りの箱のみ販売です。 あずきの食感を残した上品な甘さの餡と、芳醇なお酒の香りがする皮がマッチしたきんつばは、甘党、辛党、どちらにもピタリとハマるお土産。このほか、酒粕入りの「酒粕かすてら」(600円)も人気です。 ●SHOP INFO 河越酒店 住:埼玉県川越市幸町8-1 TEL:049-236-3109 営:11:00~17:00 休:年中無休
まとめ
今回は、小江戸川越の「蔵造りの町並み」沿いで見つけた和菓子を紹介しましたが、観光客の集まるエリアから少し外れたところにも隠れた和菓子の名店がたくさんあります。秋冬のお出かけ先にピッタリな川越のまちで、ここでしか出会えない素敵な和菓子を探してみてはいかが? ●著者プロフィール 牡丹餅 あんこ フリーライター・編集。グルメ誌、旅行誌、女性誌、Webの取材、撮影、執筆、編集、イラストを担当。さまざまな土地のお土産やご当地グルメを歩いて探すのが好き。