“1億600万ポンド”の価値が証明されてきた? E・フェルナンデスはパルマーに負けないチェルシーの柱となる
ここ最近の重要度はパルマーにも負けていない
2023年の冬に1億600万ポンドとされる移籍金でチェルシーに加入したMFエンソ・フェルナンデスには、これまで何度も厳しい批判が向けられてきた。やはり1億ポンド超えの移籍金はあまりに高額で、サポーターや評論家からの視線が厳しくなってしまったのだ。 さらにチーム状況が安定しなかったこともあり、フェルナンデスにとってチェルシーでの日々は簡単なものではなかったはずだ。 しかし、エンツォ・マレスカを指揮官に迎えた今季は流れが変わりつつある。今季もフェルナンデスは一時スタメンから外れるゲームがあったが、11月に入ってからは絶好調。カンファレンスリーグのFCノア戦で3つのアシストを決めると、そこからリーグ戦でも6試合で3ゴール4アシストと大爆発。再び中盤のキーマンとなりつつある。 現在のチェルシーではMFコール・パルマーが主役となっているが、英『Football Fancast』はフェルナンデスも負けず劣らずのインパクトを残していると称賛する。元より中盤で攻守にハードワークできる選手ではあったため、得点関与数まで増えてくれば絶賛されるのは当然だ。 1億600万ポンドの移籍金が超高額なのは確かだが、同メディアは「近い将来パルマーをも超えてフェルナンデスがトッド・ベーリー体制のベストバイになるかも」とまで大絶賛。キャプテンマークを任されるチームのリーダーでもあり、23歳という年齢を考えても今後がますます楽しみな選手だ。
構成/ザ・ワールド編集部
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