法廷に続いてピッチでも汚名返上を期す――。地獄から帰ってきたW杯優勝戦士【現地発】
入団ツイートはその日だけで1000万回のビューを記録
ロリアンと2年契約を結んだメンディ。まだ公式戦出場はないものの、9月上旬にはチームメイトとともに通常トレーニングをこなしている。(C)Getty Images
2021年夏の逮捕・勾留から、全面的な無罪判決を勝ち取るまで、およそ2年――。その2年はタブロイド紙の拡散を通して汚辱にまみれた日々でもあった。暗闇から帰ってきた2018年W杯の優勝戦士が、母国フランスで脚光を浴びている。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2023年8月10日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― 二度あることは三度ある――。フランス代表がワールドカップ(W杯)を手にした2018年から数えて5年の今夏、優勝メンバーのリーグ・アン復帰が続いている。 1人目はバイエルン・ミュンヘンからパリ・サンジェルマンに移籍したリュカ・エルナンデズ。2人目はサミュエル・ウンティティ。セリエAのレッチェからレンタル元のバルセロナを経由して、リールに加わった。二度あることは三度ある。3人目もDF。
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