【ラグビー】中部大春日丘が國學院栃木との激闘制し8強入り 茗渓学園は土壇場逆転で大分東明を下す
夏の全国7人制大会で4強入りしていた茗溪学園高校(茨城)は、15人制で挑む冬の花園で準々決勝に進んだ。3回戦で大分東明高校(大分)と対戦し、試合終了間際のトライで15-10と逆転勝ちした。 白熱の攻防戦でスコアボードが動いたのは前半18分。大分東明が連続攻撃で敵陣22メートルラインに迫り、CTB梶原健汰がディフェンス裏にキック、それを追ったWTB村上周太朗に対し、茗渓学園の選手がノーボールタックルの反則を犯し、レフリーは認定トライを宣告した。 イエローカードを提示され1人少なくなった茗渓学園は22分、23分と敵陣深くで攻めたが、大分東明が踏ん張り、29分にはWTB田中勝斗がペナルティゴールで加点し、10点差をつけて折り返した。 追いかける茗渓学園は後半4分、敵陣深くに入って13フェイズ重ね、粘り強く守る相手に対してSO岡本泰一がドロップゴールで3点を獲得した。 そして、20分、大分東明が反則の繰り返しでイエローカードを提示され、茗渓学園が攻勢に出る。その直後、ラインアウトからのモールはオブストラクションの反則でチャンスを逃したものの、23分にブレイクダウンでターンオーバーして敵陣22メートルライン内に攻め込み、PR池田歩雅の力強いボールキャリーでゴールに迫り、テンポよくボールを回して主将のWTB森尾大悟がトライ。2点差に詰めた。 勢いづいた茗渓学園は数的有利で攻め続け、29分、根気よく12フェイズ重ね、右外でボールをもらったHO川村航平が力強い突進でタックルを2つ弾き飛ばして逆転トライを決め、これが決勝点となった。