代表招集に監督苦言…1分も出場せず「地球を半周ほど旅」 菅原由勢のドラマに英喝采
菅原は9、10月シリーズ起用なしもインドネシア戦でゴール
日本代表DF菅原由勢は、11月15日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のインドネシア戦に途中出場し、後半24分にダメ押しとなる4点目を決めた。森保ジャパンが3バックをメインに戦うことになってから、出場機会を得られていなかった菅原だが、初めて得た出場機会でゴールを決めるとチームメイトたちが次々と駆け寄って得点を喜んだ。そんな菅原の活躍を、英メディア「Daily Echo」も報じた。 【動画】スタンドの報道陣から「シュート打て!」 菅原由勢が決めたニア上ぶち抜き弾の瞬間 第2次森保ジャパンの発足後、右サイドバックのレギュラーだった菅原だが、2次予選最終戦のシリア戦(5-0)、そしてインドネシア戦までの最終予選4試合はベンチを温めていた。それでも途中出場した菅原はゴールを決めて、結果を残した。 「Daily Echo」は、「インドネシアの守備から、ほとんどプレッシャーをかけられなかった菅原は、ゴールに向かって進み、ニアポスト際を打ち抜いた」と、その活躍を報じた。そして、サウサンプトンのラッセル・マーティン監督が、過去2度の代表活動期間で菅原が試合に出られていないことを理想的ではないと考えていたことも伝えている。 マーティン監督は「ユキ(菅原)は地球を半周ほど旅して、1分もプレーしなかった。これは彼にとって良いことではないかもしれない。だが、そのおかげで私たちにとってはフレッシュな状態が保たれていた」と、疲労がたまっていないことはポジティブに捉えていた。 今季、ここまでサウサンプトンでマンチェスター・シティ戦を負傷欠場した以外は、10試合に出場している菅原。右アウトサイドにはMF堂安律、MF伊東純也もいるためポジション争いは熾烈だが、インドネシア戦のゴールによってアピールできたことは間違いない。サウサンプトンではクラブのシーズン最初のゴールも決めて、得点力を示している菅原が、森保一監督にこの後どのように起用されるか注目される。
FOOTBALL ZONE編集部