冬は毎日「寄せ鍋」だけど、白菜が1/4サイズ「179円」でビックリ! 鍋料理は意外と「節約」にならないの? 価格状況を解説
冬は「寄せ鍋」をすると、節約になるイメージを持っている人もいるでしょう。 しかし、物価高騰の影響を受け、レシートを見て、節約になっていないと驚く人もいるかもしれません。本記事では、鍋料理に入れる具材の価格状況について解説します。 ▼1人暮らしで冬は毎日「鍋」ばかり!「白菜」と「豚肉」メインだけど、栄養的に大丈夫? また、節約におすすめの鍋料理の具材も紹介します。
鍋料理に入れる具材の価格は高騰している
夏の猛暑によって、野菜の生育に影響が出ており、野菜の価格が高騰しています。そのため、鍋料理で人気の白菜やニンジン、ネギなども価格に影響を受けているのです。 農林水産省の青果物の日別情報グラフによると、白菜の卸売価格は、平年値であれば1キログラムあたり40円のところ、2024年12月14日時点で1キログラムあたり81円です。平年値と比較すると、価格の差は、2倍以上になります。 ニンジンの卸売価格は、平年値であれば1キログラムあたり119円なのに対し、2024年12月14日時点で1キログラムあたり170円と高いです。ネギの卸売価格も、平年値であれば1キログラムあたり326円ですが、2024年12月14日時点で1キログラムあたり513円と大幅に高騰しています。 鍋料理に入れることも多い豚肉の卸売価格は、農林水産省の畜産物の日別情報グラフによると、東京都中央卸売市場で2023年12月は1キログラムあたり506円なのに対し、2024年12月19日時点で1キログラムあたり673円と高くなっています。 卸売価格には、送料やそのほかの費用が含まれておらず、スーパーで購入する価格とは異なりますが、お鍋に入れる具材は平年値よりも高騰しています。節約のために「寄せ鍋」をしたとしても、レシートを見ると高く感じるでしょう。
節約におすすめの鍋料理の具材
「寄せ鍋」で節約するには、具材にかかる値段を抑える必要があります。お値打ち価格のおすすめ具材は「もやし」や「ちくわ」、「うどん」です。 「もやし」は、スーパーで20円から30円で販売されているケースことも多く、鍋の具材にピッタリです。「ちくわ」は1袋4~5本程度で110円から120円とリーズナブルで、高タンパク質のため、栄養面でも優秀なおすすめの具材です。 近年、米の値上がりが問題となっており、お米が品薄状態になった時期もありました。そこでおすすめなのが「うどん」です。「ゆでうどん」の価格は、約140円であり、お鍋のしめにも向いています。