船長「これからがオススメ!」脂の乗った“肝パン”カワハギをトップ41匹!神奈川県久比里『山下丸』
夏場は浅い根周りに広く散らばっていたカワハギが、この時期、深場に集結し始めた。“肝パン”の数釣りも夢ではない!と考えて、カワハギ釣りの聖地である神奈川県久比里の『山下丸』から出船した。 【写真】クーラーボックスの中は”肝パン”のカワハギだらけ!!
2隻出しの盛況も大型船で釣り座ゆったり
出船は午前7時30分、私はマイカーで6時30分頃に着いた。『山下丸』はJR久里浜駅と京急久里浜駅のどちらにも近く、首都圏から電車釣行ができる船宿としても人気が高い。駐車場ではアマダイの名船長である、坂本勉船長が誘導してくれた。 受付で乗船カードを記入。乗船代を支払い、餌(アサリの剥き身)を貰って、外の冷凍庫で氷を1つ購入。必要ならば、仕掛けやオモリを買い足し、竿やライフジャケット、長靴、釣り座に敷くマットのレンタルも受けられる。荷物をまとめて山下克範船長の「第三十一山下丸」に乗り込んだ。 ※早朝は船上に薄氷が張って滑りやすいので十分注意。
冬場はオモリ30号、わかりやすい船長のレクチャー
狙う水深が浅い夏場はオモリ25号、深い冬場は30号を使い分ける。ハリスは2~3号だが、最近大手釣具店にはなぜかハリス3号の仕掛けが少ない? この日たまたま同船したダイワのフィールドテスターの荒井良乃介さんにこの疑問を聞いてみたところ「今は数が出やすい2号が主流で、時にはもっと細いハリスも使います」とのこと。どうやら私はだいぶ取り残されているようだ(笑)。 船上ではもう1隻のカワハギ船「第三十二山下丸」の坂本司郎船長が、ビギナー釣り師に釣り方をレクチャーしていた。「小さなアタリを見逃さないよう道糸を張り、急な合わせはスッポ抜けるので、追わせてしっかり咥えさせてから合わせる。巻き上げ途中引かなくなっても巻き続けてください」という感じの内容だった。
釣り場は近場の鴨居沖、まずは良型がポツリポツリ!
定刻7時30分に出船して平作川を下る。この時、船縁に竿を立てておくと橋を潜った時に接触するので必ず寝かせておく。餌は写真のように丸く付ける。釣り場は航程15分程の鴨居沖20~30mダチ。 「はいどうぞ、オモリは30号を使ってください」という船長の合図で開始。果たして大きな真っ白い肝でお腹がパンパンに膨れた美味しいカワハギ”肝パン”は釣れるのか!?「よし釣るぞ!」と気合いを入れてバトルモードで開始かと思いきや、皆さん案外自分のペースで仕掛けを投入。船上はカワハギとの駆け引きが楽しみというわくわくムードに包まれていた。