ニュル24時間クラス優勝したSTIのガレージにレース翌日に訪問! STI辰己監督の勇退セレモニーが行われました【みどり独乙通信】
消化不良なレースだったがSTIはSP4Tクラスで優勝
悪天候に翻弄された、2024年のニュルブルクリンク24時間レース。レース翌日のSTIガレージに足を運ぶと、レースを終えて片付けをするチームの皆さんが、2024年で勇退する辰己英治総監督と交流をされていました。ファクトリーでの様子をお届けします。 【画像】レースを終えてホッとした表情! 決勝翌日の「STIチーム」の和やかな雰囲気を見る(16枚)
祝勝会翌日のファクトリーには大勢のメンバーが残った
WRC(世界ラリー選手権)の活動終了後、世界一過酷なレースと言われるニュルブルクリンク24時間レースの参戦を通して、ヒトとクルマを鍛えることを目標に2008年から正式に開始したSTI NBR CHALLENGE。 2024年は初年度から総指揮を担われていた辰己英治総監督のご勇退レースとなりました。濃霧のため、長時間赤旗中断をしていた24時間レースは、少々消化不良ではあったものの、クラス優勝は大快挙です。日本からも公式映像やSTIのモータースポーツサイトから応援をされていた方も多いのでないでしょうか。 悪天候のレースでチームのみなさんはぐったりお疲れだったと思いますが、レース終了後にすぐ撤収作業を済まし、定宿近くのレストランに全員集合。SP4Tクラス優勝の祝賀会と辰己総監督お疲れ会を開催したそうです。 STIチームはニュル近郊のアーデナウという小さな町にガレージを借りているのですが、せっかくですので、レース終了翌日の月曜日朝にお邪魔してみました。 祝賀会のあとの心地よい疲れの中、外国人ドライバーや先発帰国メンバー以外はふたたび全員集合。辰己総監督の最後の貴重なお言葉を伺ったあと、チームのみなさんがひとことずつメッセージを記載したニュル24時間レースTシャツが辰己総監督へプレゼントされました。 じつは2024年のニュル24時間レースに参戦した最高齢ドライバーの方は、ナント75歳! 73歳の辰己監督に、2025年はぜひドライバーで参戦してもらいたいですね。もしくは、ノルドシュライフェのコース脇でキャンプとBBQをしながらチームを見守っていただきたいものです。 戦いを終えた88号車WRXとともに、チームの皆さんが辰己総監督とトロフィーを持って交代で最後の記念撮影。ディーラーメカニックの皆さんを含め、主要メンバーが集うのは最後とあり、名残り惜しく数多くの写真を撮っているのが印象的でした。
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