川崎F一筋18年の中村憲剛「みんなの笑顔が見れて幸せな一日でした」観衆2万人越え引退試合で惜別メッセージ
■中村憲剛 引退試合(14日、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu) 2021年元日の天皇杯決勝で現役を退いた、元川崎フロンターレの中村憲剛(44)の引退試合が14日、川崎のホームであるとどろきスタジアムで行われた。川崎一筋18年、ミスター・フロンターレの勇姿を目に焼きつけようと、22014人の大観衆が詰めかけた。 試合後のセレモニーで「とどろきを満員にしてくれたファンの皆さんありがとうございました」と話した中村。「自分の引退試合に多くの方が来てくれてホントに幸せ者だなと思いました」と、笑顔も見せ「僕自身も楽しめた一日でしたし、みんなの笑顔が見れて幸せな一日でした」と、ともにプレーした選手、超満員の観客に向けて感謝を述べた。 引退試合の前半は、日本代表経験者同士で試合を行い、楢崎正剛(48)の横っ飛びセーブ、高原直泰(45)の2ゴールなどで会場を盛り上げた。中村も4ゴールを挙げるなど、現役時代を彷彿とさせる動きを見せ、詰めかけたサポーターを沸かせた。 後半は、稲本潤一(45)、大久保嘉人(42)ら川崎フロンターレOBや現役の大島僚太(31)らがチームに分かれて対戦した。中村も慣れ親しんだ背番号14を背負い、ピッチに。直接フリーキックの場面では、味方も敵も一緒になって壁を作ると、中村もそこに入って記念撮影するなど終始和やかな雰囲気。きっちりゴールも決めて見せ場を作った。 ■中村憲剛(なかむら・けんご) 1980年10月31日、東京都小平市出身。175cm・66kg。中央大学卒業後、2003年に川崎フロンターレに入団。同年Jリーグデビューしベストイレブンに8度選出、16年MVP受賞。06年日本代表に初召集、10年W杯南アフリカ大会出場。日本代表通算68試合に出場し6得点。
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