FRBリバースレポ、年末取引で4735億ドル流入 6月末以来の高水準
Michael S. Derby [31日 ロイター] - 2024年の取引最終日となる31日、米連邦準備理事会(FRB)のリバースレポ・ファシリティーに大量のキャッシュが流入し、利用額は初夏以来の高水準となった。リバースレポ・ファシリティーはFRBが短期金利を管理する金融調節手段の一つ。 MMF(マネー・マーケット・ファンド)や適格参加者からの流入額は4735億ドルと、第2・四半期末の6月28日に記録した6646億ドル以来の高水準。第3・四半期末9月30日の4656億ドルも上回った。 ただ、四半期末や年度末には、企業のバランスシート調整のために中銀に多額の資金が流入することが多いため、この急増は予想外ではなかった。 ライトソンICAPのアナリストらは、キャッシュ流入は短期的なものと予想。「年末年始の休暇明けにも同ファシリティーから急速に資金が流出するとみている」と述べた。