卵は1日1個まで、は間違い?血液の流れを良くする「1日5個の卵」のススメ
人間の体にあるすべての血管を1本のホースのようにつなぐと、なんと地球を2周半できる長さに!血液はその中を駆け巡って体の隅々の細胞に酸素や栄養を運び、かわりに細胞から二酸化炭素や老廃物を受け取ります。そんな血液の流れが悪くなれば、体に悪い影響が出ないはずはありません。そう、「サラサラ血液」は健康の基本なのです。そこで今回は、血液サラサラの第一人者である栗原毅医師による著書『1日1杯血液のおそうじスープ』(アスコム)から、血液の流れを良くする食生活のヒントを少しだけお届けします。 ◇ ◇ ◇
あなたのその不調、血液からのSOSかも⁉️
「体がいつもダルい」「肩がこって仕方がない」「冷えやむくみがひどい」。そのような不調に見舞われながら、「でも、まあ大丈夫」などと思っていませんか? そして、その不調を放置していませんか? 実は、それはとても危険なことです。病院に行くほどではないような、ちょっとした不調は、「血液の汚れが進んでいるからなんとして!」という体からの警告だからです。 汚れた水が常に流れている排水管は、定期的にそうじをしないとヘドロ状の汚れがパイプにこびりつき、水が流れにくくなり、いずれ排水管が詰まってしまいますよね? 血液が汚れていると、血管の中でもこれとまったく同じ現象が起こります。 血液の汚れが進むと、粘り気が出て、ネバネバ、ベタベタ、ザラザラになっていきます。すると、体に毒素が溜まったり、全身に酸素や栄養が行き渡らずに酸欠状態になったり、栄養不足に陥ったりします。 そして困ったことに、血液は特別な病気を抱えていなくても汚れてしまいます。健康に自信があると思っている人でも、検査すると「血液の状態に問題あり」となることが多々あるのです。 血液の汚れや血管の詰まりは、かなり悪い状態にならないと、「病院で診てもらったほうがいいかな」と思うような、強い症状が出ません。そのため、知らず知らずのうちに深刻な状態に進行してしまいます。そして、ある日突然、脳卒中や心筋梗塞など、命を失いかねない恐ろしい病気に見舞われることもあるのです。 だからといって、不安になりすぎる必要はありません。 なぜなら体の中では、古くなり汚れた血液と、きれいな新しい血液の入れ替えが行われているからです。つまり「定期的なおそうじ」が日々行われているのです。それはいくつになっても血液をよみがえらせることは可能ということで、血液のおそうじに「遅すぎる」ということはないのです。