森且行、SMAPカラーのヘルメットと共に登壇「音松くんのメンバーカラーなんです」
オートレーサーの森且行が11日、新宿ピカデリーで行われたドキュメンタリー映画『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』の完成披露イベントに穂坂友紀監督と共に出席。レースで使用しているものと同じヘルメットを脇に抱えて登壇した森は「『音松くん』のときのメンバーカラーなんです」と笑顔で語っていた。 【画像】森且行「音松くん」メンバーカラーのヘルメットと登場! 本作は、2023年3月に開催されたTBSドキュメンタリー映画祭で上映された『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』をもとに、大幅な追加撮影映像を交えた再編集版。レース中に命が危ぶまれるほどの大けがをした森が、「どうしてももう一度オーバルに戻る」と熱い思いで復帰に掛ける姿を、森の理解者である兄や、同僚、レーサー仲間たち、主治医たちの目線を交えて描く。
森は満員の客席を見つめると「まさか僕の映画が全国の映画館で上映されるなんて思ってもみなかった」と照れくさそうに語ると、穂坂監督の「映画化」という企画には何度も首を横に振ったと明かす。
それでも穂坂監督の情熱に負けてOKを出したという森は「約3年間密着。TBSの映画祭で最後かなと思っていたのですが、そのあともレース場にいる。怪しいなと思っていたんです」と笑顔。完成した作品には、森を取り巻く周囲の人たちの熱い思いも収められており「(主治医だった)先生たちが喜んでくれているシーンを観てグッときました」と感想を述べていた。
森と言えば、アイドルグループ「SMAP」のメンバーとして人気絶頂だった1996年、22歳のときに、幼少期から夢だったというオートレーサーに転身。その時に約束した「日本一になる」という夢を2020年の「SG第52回日本選手権オートレース」の優勝でかなえたときには、それがメンバーたちとの「約束」だったことを明かしていた。
そんな森はこの日、レースで使用しているものと同じモデルのヘルメットを脇に抱えて登壇すると「これは(SMAPがやっていたバラエティ番組『夢がMORI MORI』の1コーナーである6人兄弟のコント)『音松くん』の時のメンバーカラーを入れているんです」とデザインされた星のマークの色に言及し、仲間との絆を身につけてレースに挑んでいることを明かしていた。 最後に森は「オートレーサーに転身して28年が経ちましたが、まだまだ挑戦したいことがあります」と力強く宣言すると「この映画を通して、僕が戦うわけを感じてもらえたら」とメッセージを送った。(磯部正和)
映画『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』は11月29日より全国公開