ソフトバンク・石川柊太が国内FA権行使を前向きに検討 20年最多勝と最高勝率で2冠の右腕
ソフトバンクの石川柊太投手(32)が、今年6月に取得した国内FA権の行使を前向きに検討していることが3日、分かった。今季年俸は1億2000万円で、人的、金銭ともに補償が発生しないCランクとみられる。20年に最多勝と最高勝率で2冠に輝き、先発を中心に中継ぎもこなせる本格派右腕は、他球団にとって魅力的な存在だ。 石川は今季、開幕7戦目の4月5日の楽天戦(楽天モバイル)で今季初先発し、勝利投手になった。だがチーム事情と日程の関係で救援に回るなど、難しいコンディション調整を強いられた。登板は1軍デビューした17年以降では、右肘を故障した19年(2試合)の次に少ない15試合にとどまったが、7勝2敗の成績を残した。 本人は引き続き先発投手として勝負する意欲を示しているという。試合後は「現状、自分が言えることはないですね」と話すにとどめた。仮に宣言した場合は、ソフトバンク残留も選択肢に加えた上で、広く他球団の評価も聞くことになりそうだ。
報知新聞社