海星が社を破り3回戦へ 7年ぶりのセンバツ勝利 選抜高校野球
第95回記念選抜高校野球大会は20日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、昨秋の九州大会4強の海星(長崎)が昨秋の近畿大会8強の社(兵庫)を5―1で破り、夏春連続出場校同士の対戦を制した。昨夏に続いて白星を飾った海星のセンバツ勝利は、前回の出場で8強入りした第88回大会(2016年)以来で、7年ぶり。 【海星vs社を写真で】 海星は第8日(25日)の第3試合で、二松学舎大付(東京)と広陵(広島)の勝者と対戦する。 ◇ 海星が機動力を発揮した。一回に永田の左犠飛で先制すると、二回は平尾の二盗を足場に角野の右前適時打で加点。八回1死二、三塁では三ゴロで、三塁走者・平尾が好走塁で生還した。先発の左腕・吉田は尻上がりに安定して7回1失点。社は四回に隈の中前適時打で1点を返したが、一、二回の得点機を逃したのが痛かった。 ◇社・山本巧監督 (先発の)高橋は粘り強く投げた。守備でもう少しリズムが作れると、攻撃にもつながりが生まれたはず。(相手先発の吉田に)うまく球数を投げさせることはできたが、好機で一本が出なかった。