行定勲監督が韓国ドラマ『完璧な家族』に参戦! 演出して気付いた韓国ドラマのヒットの法則とは?
韓国とのコラボレーションは今後も続く?
―行定監督の韓国とのコラボレーションは今後も続くのでしょうか。 「韓国と日本の合作を企画中です。昭和の名作小説を原作に、日本でつくろうとしていたんですけど、今回韓国で撮影中に、登場人物を韓国人と日本人にして、舞台を現代の韓国と日本にした方が、原作小説が言わんとしている本質が明確になるし、広がりが出ると思ったんです。韓国のKBSで流れるドラマを撮ったことのある監督が、また韓国で撮ることになれば、今回とはまたちょっと違う角度で韓国の人たちと向き合えるかなという期待もあります。新たな出会いを重ねながら、韓国の俳優やスタッフたちと、また一緒に作品をつくりたいですね」 文=須永貴子 制作=キネマ旬報社
『完璧な家族』 【あらすじ】 誰が見ても幸せで完璧に見えた家族だったが、娘のソニが巻き込まれた殺人事件をきっかけに、家族の秘密が次々と明らかになっていく。事件に関わるそれぞれの証言が食い違い、誰も信じられない。真実の相対性に迫る、緊張感たっぷりのミステリーであり、事件に巻き込まれた家族の物語が、今、幕を開ける! 【作品データ】 完璧な家族(완벽한 가족) KBS/全12話 演出・脚色:行定勲 脚本:チェ・ソンゴル 出演:キム・ビョンチョル、ユン・セア、キム・ヨンデ、パク・ジュヒョン、ユン・サンヒョン、チェ・イェビン、イ・シウ、キム・ドヒョン、キム・チャンワン、キム・ミョンス © Victory Contents Co., Ltd.
『韓国テレビドラマコレクション2025』※全国書店・ECストアにて2025年1月15日発売 2002年よりキネマ旬報社が毎年発行してきた‟元祖”韓国テレビドラマムック、韓国テレビドラマコレクション。2025年1月15日発売する、2025年版の表紙は、キム・ヨンデ。若手俳優のなかでも出色の存在で、『損するのは嫌だから』『昼に昇る月』『完璧な家族』と、出演作が軒並み話題に。2025年も注目ドラマの放送が控えるネクストスターが、本誌だけに今の気持ちを語ってくれました。巻頭特集は、『2024韓国ドラマ徹底解剖』。旬の俳優や、精鋭執筆陣による2024年の推しドラマをピックアップ。韓国の地上波KBSドラマを初めて演出した、行定勲監督のインタビューを掲載。制作サイドから韓国ドラマの魅力に迫ります。OST、オーディオブック、ドラマの原作本と、韓国ドラマを多角的に楽しむ方法をご案内。さらに、2024年の韓国映画事情からおすすめ映画レビューまで。2024年に話題になった韓国のエンタテインメントを、各専門のエキスパートと共にひもときます。
キネマ旬報社