「11年もお外で頑張った」高齢の猫、待ち続けて…ようやく優しい里親さんとめぐり会い「もう寒い思いも暑い思いも空腹もなくなるね」
「11年もお外で頑張ったみーちゃん 里親さん今回、Xからお申し出いただき東京のお家に迎えて頂けることになりました」 【写真2枚】11年間、ボランティアの餌やりを受けていたみーちゃん 11年間、お外で暮らした高齢猫に里親さんが見つかりました。高齢猫の名前は、みーちゃん(雌・11歳)。里親さんにつないだshizuyoさん(@shizuyo55)がX(旧Twitter)で報告しました。shizuyoさんは動物の保護活動にたずさわっています。投稿には、みーちゃんがつかんだ“幸せ”に喜ぶ人たちからたくさんのコメントが寄せられています。 「お外で頑張った甲斐があったね」 「里親様の所でこれからの猫生幸せでありますように」 「楽しい、余生が過ごせて幸せだね」 「もう寒い思いも茹だる様な暑い思いも空腹で辛い思いもする事がなくなるので本当に良かった!」 多くの人たちから祝福されたみーちゃん。これまでどのような“猫生”を過ごしてきたのか? 11年間、みーちゃんを見守り続けてきた餌やりボランティアさんにお話を聞きました。
8年前、犬の散歩道で「みーちゃん」と出会ったボランティア…毎日餌やりを続けてきた
――みーちゃんとの出会いは。 「私がみーちゃんと出会ったのは犬の散歩道、偶然でした。8年前、不妊手術もしていない状況で出産した後だったんです。たぶんお腹が大きくて捨てられたのかとも当時考えましたが、真相は不明です。子猫は里親に出されたとご近所から聞いたので、すぐに病院に連れて行き自腹で不妊手術をしました。また獣医師から手術時に3歳くらいといわれました」 ――餌やりなど、お世話をするようになったそうですね。 「はい。みーちゃんのほか当時は合計4匹(全員不妊手術済み)いましたが、草むらや地べたに寝ている状況がかわいそうで。すぐに発砲スチロールで全員の子が避難できるベッドをつくり雨、風、寒さをしのげるように寒い日は何度かホッカイロを届けに行くように。それから一日も欠かさず朝晩見守り、ご飯やカイロを届けてきました」 ――里親さんにつないだshizuyoさんとのご関係は。 「shizuyoさんが私のポストを見られて『個人ボランティアさんが大変だろう』と昨年ご飯とノミ取り薬など支援物資を送ってくださいました。shizuyoさんとはそれがきっかけでポストで猫たちのことなど毎日話す間柄になりました」 ――みーちゃんはどんな猫ちゃんでしたか。 「みーちゃんは本当におっとりして他の年下の猫にも優しい子です。今回お世話をしていた3匹をまとめて里親に出せることになり、本当にうれしくshizuyoさんから電話をもらった時はバンザイってはしゃいでしまうほどでした。里親さんの以前からのポストを娘と二人で読ませていただき、こんな素敵な方に3匹を託せると感激して泣きました」 ◇ ◇