余ったバジルで目玉焼きアレンジ。カリカリのチーズとトマトの酸味が絡み合う
夏の天気は、フルーツやシェイク、あるいは繊細なポーチドエッグで1日をはじめたくなるけど、最近は涼しくなってきたので、定番のオイリーな目玉焼きが恋しくなります。 カリッとした歯ごたえのある端と、とろりとした黄身はそれだけで十分。 一方で、卵はほとんどの料理の引き立て役にもなるため、ほかの食材と組み合わせるのに最適です。こうして、今回ご紹介するカプレーゼ目玉焼きが生まれました。
大量に余ったバジルをアレンジ!
今週、途方もない量のバジルに出会いました。 セロリと同様に、ほんの少しのバジルでこと足りるレシピが多いのですが、スーパーでは大きなパッケージでしか売っていません。 そこで、余ったバジルを大量に使えるレシピを考える必要がありました。 大体1カップほどの新鮮なバジルを使って、でも牧場で草を食べている牛みたいな気分ならず、青臭さのないレシピが理想。そこでつくったのが、カプレーゼ目玉焼きです。 カプレーゼ目玉焼きは、冷たいカプレーゼサラダをアレンジしたもの。カプレーゼサラダは生のトマト、新鮮なモッツァレラ・ディ・ブーファラ(水牛乳でつくったモッツァレラチーズ)、そしてバジルの組み合わせです。 この基本の食材を使って、強火で仕上げ、カリカリに焼いたチーズとトマトの甘みを引き出します。 正直、見た目はあまり美しくない料理です(特に卵の黄身が一つ割れてしまいました)が、味が良ければ見た目なんて関係ありません。
カプレーゼ目玉焼きのレシピ
つくり方は以下のとおり。 まず、フライパンに大さじ半分ほどの油を中弱火で熱します。そこにたっぷりのバジルを加え、約30秒ほどでしんなりするまで炒めます。私は、バジルの葉を軽く1カップ使いましたが、すぐに縮みました。 次に、低水分タイプのモッツァレラチーズを細かく刻んでフライパンに入れ、カリカリのフリコ(チーズの焼き)をつくりはじめます。今日はストリングチーズしかなかったので、それを使いました。 水牛モッツァレラではありませんが、必要なものを使うしかありません。たとえフレッシュチーズがあったとしても、水分が多すぎてフリコにするのは難しいです。もし低水分のモッツァレラがない場合は、パルメザンなどの乾燥したチーズを使うのがおすすめです。 チーズが溶けてジュワジュワと音を立てはじめたら、熟したカットトマトを入れ、殻を割った卵を2つ入れます。 フライパンのふちに少量の油を追加し、卵全体にたっぷりの塩を振りかけます。そして、全体をひっくり返して、卵をお好みの硬さまで焼きます。 仕上がりは、鮮やかな色合いで、トマトの甘みと酸味、そしてバジルの甘い風味が絶妙に絡み合います。伸びるような、少しカリッとしたチーズと、しんなりしたバジルを一緒にフォークで食べるのがたまらなく好きです。 バジルはほうれん草と似た食感をもちながら、より風味が強く、料理全体の味を引き立ててくれます。最後にぜひ、バターを塗ったカリカリのトーストに添えて、夏の名残を楽しんでください。
ライフハッカー・ジャパン編集部