キングオブコント決勝進出の超若手トリオ・cacao「もしかしたら優勝するかも!?」
◇トリオになってネタ作りがわかるようになってきた ――トリオのコント作りはどうされているんですか? 浦田:僕はたっぺいが作ってきたネタに、ごちゃごちゃ言うだけで、やりながら勝手にボケを増やしていく……みたいな感じです。 ――トリオになって、コンビ時代にはなかった結果がついてくるようになりました。たっぺいさんは、ご自身で何が違ったと思いますか? たっぺい:これは完全に、浦田がおるかおらんかですね。今もそうですけど、コンビのときはネタづくりが全くわかっていなかったんですよ。(結成後に)浦田にネタを持って行ったら「これは違うと思うで」とか指摘されて、それが続いて……。今はやっと“こうやったらオモロくなるんか”みたいなものが、自分の中でなんとなくわかってきたような気がしてます。 ――結成当初から結果を残し続けているcacaoさんですが、「このトリオでいける!」と確信を持てた出来事はありますか? 浦田:僕だけがそう思ってたのかもしれないんですが、1~2年前、三人の関係性があまり良くないな、と思う時期があったんですよ。たぶん、僕が精神的にめっちゃ子どもやったからで、そこで“自分の良くないところ出てる。もっと大人にならなアカン”と気づいて、なんとなく直せたかなと思ったぐらいからですかね。この三人で喋っていたらオモロくなるし、別に大丈夫かという気持ちになれたのが大きいですね。 たっぺい:僕らは組んで1年ぐらいで『笑ラウドネスGP』に呼ばれたんですけど、それはそのネタがたまたま良かっただけで、まだ信用はできなかったんです。(手応えを)徐々に感じるなかで、今回KOCの決勝に行けたんで、“もうさすがに大丈夫かな”って今は思っています。 高橋:僕ら、劇場所属になるのも早くて、すぐに『笑ラウドネスGP』にも出たんですけど、決勝メンバーが聞いたことある名前の人ばかりやったんですよ。もう俺ら、こんなとこおるんや! じゃあ、もう大丈夫や。ありがとう、浦田、たっぺい! って感じでした。 高橋・たっぺい:(笑)。 ◇大会後に三人がやってみたい仕事とは? ――いよいよKOC決勝です。大会後に「こんな仕事をしてみたい」というものはありますか? 浦田:ビッグ番組というよりは、三人でただ喋るのも別にオモロいんちゃうって思っているんで、ラジオをやってみたいです。 たっぺい:NGK(なんばグランド花月)で単独ライブがしたいです。あと、『モヤモヤさまぁ~ず2』(テレビ東京系)が好きなんで、やりたいです。 浦田:出たい、じゃなくて、番組をやりたい? それはもう、さまぁ~ずさんやん。 ――(笑)。 高橋:もうここまで来たんやったら、いろんな芸能人と仲良くなりたいです。 浦田:なんなん、その理由。 ――仲良くなりたい人は? 高橋:佐藤健さんです! 僕、昔から仮面ライダーが好きで、(佐藤が主演だった)『仮面ライダー電王』(テレビ朝日系)もずっと見ていたので、ライダーになる方法を教えてほしいんです。ライダーになりたいです。 浦田:こういう質問で男性の名前を出すのも珍しい気がするし、それは佐藤健さんをホンマのライダーの人やと思ってるってこと? ――(笑)。お二人は高橋さんのように、好きな人や好きなカルチャーはありますか? たっぺい:『ちいかわ』の作者・ナガノさんは相当オモロいなと思います。あの方が描いた他の作品も、台詞とかフレーズが面白い。“この人、芸人になったほうがええんちゃうかな”って思うぐらいです。 浦田:漫画『日常』の作者、あらゐけいいちさんが好きです。あの人、ちょっとオモロすぎますよ。 (取材:浜瀬 将樹)
NewsCrunch編集部