「回転ずし」と「回らないすし」って、相場はどれくらい違うの? 「マナー」も教えて!
日本国内には、お手頃価格で味わえる回転ずし店やチェーン店のほかに、老舗店や高級店などのすし店が豊富にあります。回転ずし店を除いたすし店は、回らないすしとも呼ばれています。 回らないすしの中には、高級志向のお店も多いため、値段が気になるという人もいるでしょう。そこで本記事では、回転ずしと回らないすしの相場を比較したうえで、回らないすしでのマナーについても紹介します。
回転ずしや回らないすしとはどんなお店?
そもそも、回転ずしや回らないすしとはどのようなお店なのでしょうか。 ◆回転ずし 回転ずし店とは、小皿に乗せられたすしをコンベアに乗せて提供する方式のすし店のことです。客は、コンベアに乗って流れてくるすしのなかから好きなものを自由に取ることができます。 大手回転ずしチェーン店のなかには、客席に設置してあるタッチパネルやタブレットなどで客が食べたいメニューを注文する方式を採用するお店も少なくありません。回転ずし店の特徴は、メニューが豊富なことです。 サーモン、まぐろ、イクラ、軍艦などの定番メニューのほかに、生ハム、ハンバーグ、ローストビーフなどの珍しいメニューも多いです。すしだけでなく、フライドポテト、麺類、スイーツなどのサイドメニューも充実しています。 ◆回らないすし 回らないすしとは、コンベアが設置されていないすし店のことです。客から注文を受けたメニューを職人が握って、客席へ運ぶ方式で提供しています。高級すし店のなかには、職人が客の目の前ですしを一貫ずつ握って、その場で提供する方式のお店もあります。
回転ずしと回らないすしの相場はどのくらい?
回転ずしと回らないすしのそれぞれの相場をみていきましょう。 ◆回転ずし店の相場 回転ずしの相場はお店により異なりますが、全国各地で店舗を展開するチェーン店では、リーズナブルな料金ですしが味わえます。大手回転ずしチェーン店での1皿あたりの価格は、「100円~」です。天然本まぐろ、ウニ、イクラなどの高級なメニューも、300円程度です。 マルハニチロ株式会社が2023年に実施した「回転寿司に関する消費者実態調査 2023」によると、回転ずし店での支払額は1000~2000円未満と回答した人の割合がもっとも多く(57.9%)、1人あたりの平均額は1690円でした。ただし、高級回転ずし店を利用する場合は、この平均額よりも高くなる可能性があります。 ◆回らないすし店の相場 一口に回らないすしといっても、安いお店から高級店までさまざまです。安いお店を選べば、回転ずしチェーン店とあまり変わらないくらいの料金ですしが味わえることでしょう。 高級店での相場は、ランチで「6000~1万円」くらい、ディナーで「2~4万円」くらいとなっています。高級店では、シャリやネタにこだわってすしを提供しているため、どうしても価格が高くなってしまうのです。 回らないすし店のなかには、具体的な金額を書かずに、時価としているお店もあります。料金が心配な場合は、遠慮なく聞いてみたほうがよいでしょう。