2億円相当の金品窃盗事件 犯行グループ「見張り役」の男に懲役7年の判決 熊本地裁
2022年、奈良県で約2億円相当の金品が盗まれた事件に関与したなどとして罪に問われていた男に、熊本地方裁判所は懲役7年の判決を言い渡しました。 判決を受けたのは、住所不詳・無職の北野利郎(きたの としろう)被告(69)です。 判決などによりますと、北野被告は2022年12月、男5人と共謀して奈良県橿原市(かしはらし)の会社役員の住宅から現金や指輪など約1億9000万円相当を盗んだほか、去年は覚せい剤を所持し、使用していたものです。 11月5日の判決で熊本地裁の中田幹人(なかた みきと)裁判長は、窃盗事件について「犯行の1か月前に現場を下見した上、他の男を犯行に引き入れ現場まで送り届けるなど積極的に関与していた」と指摘した上で、「被害者の妻の車を見張るなど、重要な役割を担っていて刑事責任は重い」として、懲役7年の判決を言い渡しました。
熊本放送