【NFL】足首の負傷で謙虚になるカウボーイズLBパーソンズ、「自分は無敵だと思っていた」
ダラス・カウボーイズのラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズは、ハイアンクルスプレインにより、シーズン第5週のプライムタイムに行われるピッツバーグ・スティーラーズ戦を欠場する可能性が高まっている。スターパスラッシャーであるパーソンズは、キャリア初となるケガによる試合欠場の可能性に直面し、現実を受け入れようとしている。
「とにかく悔しい」とパーソンズは現地30日(月)にチームの公式サイトで語った。
「試合に向けて多くのエネルギーを注いで、チームのために準備してきた。それなのに試合に出られないのは、本当に辛い。周りの人を失望させてしまっている気がするんだ。しばらくの間、自分は無敵だと思っていた」
「謙虚な気持ちになる。これがいつも言っている試練というものだ。信念を試されている。もっと強くなって復帰するしかない」
週ごとの経過観察を必要とするパーソンズは、先週の木曜日に行われたニューヨーク・ジャイアンツ戦で負傷した。オールプロに2度選ばれているパーソンズは、第2クオーターで足首を捻挫し、一度退場したものの、その後再びフィールドに戻ってプレーを続けようとした。最終的には第4クオーターの途中でベンチに下がっている。
カウボーイズは日曜日の試合に向けてパーソンズを正式に欠場させる決定をまだ下していないものの、出場が難しい状況であることは明らかだ。パーソンズがこれまで試合を欠場したのは、ルーキーシーズンに新型コロナウイルスの影響を受けた時だけだ。
「これは、どれだけ真剣にリハビリに取り組むかが重要になる。チーフトレーナーと一緒に、できるだけ早く復帰できるように準備を進めていくつもりだ。早く復帰したい気持ちは強いけど、再発はしないようにすることも大事だ」とパーソンズは話している。
パーソンズは、2021年のドラフトで1巡目指名を受けて以来、どの対戦相手のオフェンスにとっても、最も脅威となる存在であり続けている。しかし、カウボーイズのディフェンスは2024年シーズンの序盤で苦戦しており、1試合平均26.0失点でリーグ27位タイ、1試合あたり355.3ヤードを許して26位にランクしている。パーソンズの今シーズンのパスラッシュ成績も、4試合でサック1回、プレッシャー12回と、これまでの基準に比べると低下している。