「若見えしすぎ?」年間3億円をつぎ込む大富豪47歳のアンチエイジング法が話題に「血液の成分を入れ替え」
自らの体を使って老化を止めるプロジェクトを行っているアメリカの富豪がいる。これまでもアンチエイジングのために様々な努力を行って話題になっているが、最近では血液中の血漿をすべて別の物質に入れ替える処置を受けたと発表した。世間の好奇の眼差しをものともせず、計画は確実に進んでいるようだ。 【写真】かなりの若見え?血の入れ替えも行う大富豪47歳
自ら実験台に…医師も巻き込んだ若返りプロジェクト
話題の人物は、IT系の起業家として、巨万の富を築いたブライアン・ジョンソンさん(47歳)だ。メトロ紙によれば、ジョンソンさんは永遠の若さを求めて、400万ドル(約6億円)を投じ「ブループリント」と名付けたアンチエイジング・プロジェクトを遂行中。数年前から自らを実験台に、若返りと老化防止のための様々な施術を受けている。 超富裕層の間では、アンチエイジング・ムーブメントが盛り上がっているが、ジョンソンさんはそのなかでも最も目立つ存在だ。タイム誌によれば、ジョンソンさんは、自分の身体に関わるあらゆる決定を医師団に委託。医師団 は“生物学的年齢”を下げるための厳格な健康法を開発しており、ジョンソンさんには運動、菜食主義の食事、100種類以上のサプリメントの摂取などが課せられている。若返りのための最新の治療も行われており、費用は年間200万ドル(約3億円)ということだ。
最新治療で不純物除去 専門家は懸念を表明
ジョンソンさんが最近受けたのが、「全血漿交換(TPE)」と呼ばれる施術だ。体内の「不自然な汚染物質」を除去するために、血漿のすべてをアルブミンと呼ばれるたんぱく質ベースの物質に置き換えるというものだという。合計6回の治療を行うことになるとジョンソンさんは話している。 TPEを9年間やっている医療従事者によれば、ジョンソンさんの血漿は、これまで見たなかで最もきれいで、捨てる気にはなれなかったという。彼はジョンソンさんの「金色の液体」をオークションに出品して、世の中のために役立てることを考えているそうだ。 メトロ紙によれば、ジョンソンさんは以前に1リットルの自分の血漿を父親に提供しており、それ以来父親の老化スピードが低下し、その状態が半年続いたと主張している。 血漿交換は、多発性硬化症など一部の病気の患者に有効とされている。しかしコロンビア大学メディカルセンターのメナ・ミルホム博士は、副作用のリスクがあることから、医学的にはすでに健康な人には勧められないとデイリー・メール紙に話している。