仕事にも人生にも大いに役立つ「気付き」と「教養」をくれる、いまイチオシの本をピックアップ
答えが一つではない問題に最適解を導く思考法!
『本質を突き詰め、考え抜く 哲学思考 問いから始まる対話で思考を拡張せよ!』 著者:吉田幸司 出版社:かんき出版 かつて、ソクラテスやプラトンたちが「よく生きるとは?」「美とは何か?」といった価値をめぐる問いを探求したように、いまや企業もビジネスパーソンも、物事の本質や価値を追求し、ぶれない判断基準をもつことが必要不可欠になりつつあります。 著者の吉田幸司氏は、日本初の哲学コンサルティング会社を設立し、ビジネスの最前線で哲学を実践・活用してきました。本書は、その企業事例を交えながら、「ビジネス」×「哲学」の知見から生み出した、多様性を活かし、個人や組織のポテンシャルを最大限に発揮させる思考法をまとめた一冊です。 (かんき出版 編集部 渡部絵理) 『ひと言でまとめる技術 言語化力・伝達力・要約力がぜんぶ身につく31のコツ』 著者:勝浦雅彦 出版社:アスコム 「結局、なにが言いたいの?」「要点を教えてもらえますか?」......。このような言葉を言われた経験はありませんか。 頭の中に伝えたいことが浮かんでいるのに、言葉にすると伝わらない。話をしているうちに、何を伝えたかったのかわからなくなってしまう。伝え方に不安を感じている方の多くが、自分の言語化力やコミュニケーション力のなさに答えを求めてしまいます。 ですが、伝わらないのは才能の有無などではありません。言葉をまとめる技術を知らないだけです。ポイントは2つ。「捨てる」そして「まとめる」。不要な言葉を削ぎ落し、残った言葉をいかに伝わるようにまとめるか。その技を本書でご紹介します。 (アスコム 編集部 大住兼正) 『ウソみたいな人体の話を大学の先生に解説してもらいました。』 著者:中尾篤典、毛内拡 監修:ナゾロジー 出版社:秀和システム 健康法や病気についてのニュースを見ない日はありませんが、世界中でなされている最新の研究を紐解けば、まだ世の中では大きな話題となっていない興味深い新事実や治療法が見つかっているのです。 「健康な人のうんちの移植が認知症やがんに効く」「ジェットコースターで尿管結石を出す」「血液型によってかかりやすい病気がある」など、どれも初めて耳にする知識だと思います。こうした最新研究を大学の先生がわかりやすく解説してくれるのが本書です。 本書で未来の最先端の医療情報を先取りして知っておけば、それが世間で大きく話題になった時、周囲のあなたを見る目が変わること間違いなしです。 (秀和システム 第2編集局 北村耕太郎) 『東大生が教える「戦争の終わり方」の歴史』 著者:東大カルペ・ディエム 監修:西岡壱誠 出版社:星海社 2022年に始まったロシア・ウクライナ戦争はいつ、どのように終わるのか? 今、世界中の多くの人が考えている問題だと思います。 この問いに精確に答えることはできずとも、類推を働かせることはできます──かつての戦争がどのように終わっていったのか、前例を調べることによって。 こんな問題意識のもと、東大生チームが過去の戦争の終わり方と戦後の変化をタイプごとにまとめ、共通点や傾向を考えたのが本書です。 近年の歴史学では、戦前と戦後を合わせて考える「貫戦史」というアプローチも広まっていますが、戦争がいかに終結するのか、また戦争の終わり方と戦後世界のあり方がどう関わっているのかを、豊富なケーススタディでご覧ください。 (星海社 片倉直弥) <flier編集部> 本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。 通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されており、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。 このほか、オンライン読書コミュニティ「flier book labo」の運営など、フライヤーはビジネスパーソンの学びを応援しています。