政治はマイノリティに光を当てるべき...泉房穂が「読者が選ぶビジネス書グランプリ2024」受賞で語った思い
本の要約サービス「flier」とグロービズ経営大学院は、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2024」の受賞作品を発表しました。本グランプリは、一般投票により決定するビジネス書の年間アワードで、今年で9回目を迎えます。エントリーされた123冊の書籍の中から選ばれた受賞作品や受賞者・泉房穂氏の言葉、フライヤーCEOの大賀康史氏による受賞作品の総括をご紹介します。
「読者が選ぶビジネス書グランプリ2024」受賞作品
【総合グランプリ/リベラルアーツ部門賞】 『きみのお金は誰のため』(田内学/東洋経済新報社) 所得、投資、貯金だけじゃない、人生も社会も豊かにするお金の授業、開講! 今さら聞けない現代の「お金の不安や疑問」を物語で楽しく解説! 日本は借金まみれでつぶれるの? 少子化でもやっていける方法って? 元ゴールドマン・サックスのベストセラー作家が描く、青春「お金」小説!子どもでも楽しめて大人の教養になる! ラストで泣ける物語! 【イノベーション部門賞】 『温かいテクノロジー』(林要/ライツ社) 世界初の家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」の開発者が語る、「ChatGPT」だけでは見れない世界。「この本は、最先端の人工生命体「LOVOT」を題材にして、人間というメカニズムとぼくらの未来を知るための本です。ロボットを開発することは、人間を知ることでした」――AIの見え方が変わる! 人類のこれからが知れる! 22世紀への知的冒険書。 【マネジメント部門賞】 『任せるコツ』(山本渉/すばる舎) 「自分でやったほうが早い」「無責任」「仕事を押しつけている」といった理由で、部下に仕事を振らずに自分自身でこなしていませんか? しかし、それは部下にとっても、リーダーである自分自身にとっても最大のパフォーマンスを発揮できない原因の一つです。著者自身が任せてこなかった失敗経験から、任せることの重要性と部下育成・成長、対応の仕方までをわかりやすく解説。相手のことを考えた「正しい丸投げ」は、個人も組織も劇的に成長することができます。 【政治・経済部門賞】 『社会の変え方』(泉房穂/ライツ社) 市長になったのは、障害を持った弟に対する冷たい社会への「復讐」だったーー。就任までの経緯にはじまり、明石市で実行した「日本初」の政策の数々、市民の「生きやすさ」とまちの「経済」にもたらした効果、また「明石でできることは全国でもできる」を合言葉に、その実現に向けて実行した「お金と組織の大改革」の舞台裏まで。コロナ禍で見えた自治体から国を変える可能性、そして、日本の政治をあきらめてしまっていたわたしたちへのメッセージ。 【自己啓発部門賞】 『世界一やさしい「才能」の見つけ方』(八木仁平/KADOKAWA) オリジナルメソッド「自己理解プログラム」を開発した著者が、累計30万部を突破した前著『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』に続いて、『世界一やさしい「才能」の見つけ方』を伝授。才能を見つけた瞬間から、人生が大きく変わる。それは、著者自身をはじめとする1000人以上の体験者が証明しています。「短所は克服しない」「憧れはあきらめる」「成功者の真似をしない」「資格やスキルを重要視しない」など、これまでの通説を根底からひっくり返す著者オリジナルの“非”常識=“新”常識メソッドで、「一生ものの自信」が手に入る一冊です。 【ビジネス実務部門】 『頭のいい人が話す前に考えていること』(安達裕哉/ダイヤモンド社) どれだけ考えても、伝わらなければ意味がない。でも、話し方のスキルだけでは、人の心は動かせない。コンサルで叩き込まれたのは、人の心を動かす、思考の「質」の高め方でした。本書は「頭のいい人」が何をどう考えているかを明確にし、誰でも思考の質を高め、「頭のいい人」になれる方法を伝授します。さあ、手に入れよう。あなたが本来持っている考える力を自動発火させ、「信頼」と「知性」を同時に得ことができる黄金法則を。 <特別賞> 【ロングセラー賞】 『DIE WITH ZERO』(ビル・パーキンス、児島修(訳)/ダイヤモンド社) お金の「貯め方」ではなく「使い切り方」に焦点を当てたこれまでにない「お金の教科書」経済学者、起業家、ニューヨークタイムズ紙なども絶賛! あなたの人生観を ガラリと変える「人生が豊かになりすぎるお金の使い方」とは? <特別賞> 【グロービス経営大学院賞】 『冒険の書』(孫泰蔵、あけたらしろめ(イラスト)/日経BP) 「私たちはなぜ勉強しなきゃいけないの?」「好きなことだけしてちゃダメですか?」数々の問いを胸に「冒険の書」を手にした「僕」は、時空を超えて偉人たちと出会う旅に出ます。そこでわかった驚きの事実とは――起業家・孫泰蔵が最先端AIにふれて抱いた80の問いから生まれる「そうか! なるほど」の連続。読み終えたあと、いつしか迷いが晴れ、新しい自分と世界がはじまります。