北朝鮮兵、ロシアの空挺部隊と海兵隊に配属か 既に戦闘参加 韓国
韓国の国家情報院(国情院)は20日、国会の委員会で、ロシア西部クルスク州に配置された北朝鮮兵士が露軍の空挺部隊や海兵隊に配属され、無人機(ドローン)への対応訓練などを受けていると明らかにした。一部は既に戦闘に参加したという。出席した議員が報道陣に明らかにした。 【図解】地対地ミサイル「ATACMS」 どんなミサイル? 国情院によると、北朝鮮兵士約1万1000人は露東北部で訓練を受けた後、10月下旬ごろクルスクに移動し、最前線の戦闘に加わっているという。死傷者や捕虜については「事実関係が相反する情報が多く、確認中」とした。 また、国情院は、北朝鮮がロシアに自走砲と長距離砲を追加輸出したことを確認した。兵器の運用や整備のために追加で派兵する可能性が高いと見ている。 北朝鮮の崔善姫(チェ・ソニ)外相が10月下旬~11月上旬にロシアを訪問し、プーチン大統領と会談したことについては、当初会談は予定されていなかったが、滞在日程を延長してロシアの祝日に実施したと説明。「儀典的な内容だけでなく、緊密な協議があった」と指摘した。【ソウル日下部元美】