オジサンに似合う! いぶし銀なコードバンは履いて磨くほどに妖艶に輝きます
履き込んで磨くほどに鈍く輝く! コードバンは秋に合う
日中は まだまだ夏ですが、朝晩は若干涼しくなり、秋の気配を少しずつ感じられるようになりました。 履き込んでイイ味が出てきた、オールデンの名靴たちを一気に見る! そうなってくると装いや足元にも秋らしいアイテムを取り入れたくなり、靴で言うならコードバンやスエードなんかが ぴったりハマりそう。 というわけで、第198弾では秋に履きたいコードバンの靴をピックアップしたいと思います。 農耕馬のお尻の皮に隠れている わずか2mm程度の厚さしかない「コードバン層」と呼ばれる部分を、裏・表の双方から削り出し、それ以外を取り除いて作り上げるのがコードバン。 傷をつけずに綺麗に削り出すには熟練の技が必要で、その繊細な作業が宝石を採掘する工程に似ていることや、ほんの僅かしか採れない希少性、キメが細かく滑らかでしっとりとした質感の美しさから「革のダイヤモンド」なんて呼ばれています。 使えば使うほど独特の光沢が出て、本格的なお手入れをしなくてもツヤが出るので、履いたらブラッシングしてホコリを落として、柔らかい布で汚れを拭き取るだけで十分なのも嬉しいところ。 傷に弱くて目立ちやすく、水が付くと圧着されていた繊維が立ち上がっていまい、「水ぶくれ」と言われる表面の盛り上がりが生まれて光沢を失うという難点もありますが、メンテナンスはそこまで難しくありません。 ただ、日に日に手に入れにくくなってきてる貴重な革なので、欲しいと思ってるなら早めに入手しておいた方が良いかもです。
オールデンのロングウィングチップ「9751(ブラック)」
まずは、15回目の登場となった@sho.1588さんの投稿から。オールデン(ALDEN)のロングウィングチップ 「9751」ブラックコードバンです。
オールデンのロングウイングチップと言えば、ホーウィン社のコードバンをまとった「9751」が人気。幅が広めでボリューム感があり、日本人の足にもよく合うバリーラストを履いた名品です。 以前、こちらの「9751」をご紹介したのが 約2年前で、@sho.1588さんの趣味の靴磨き歴は7年めの突入したとのことで、さらに美しく磨かれた状態での登場となりました! 水玉ソックスとの組み合わせもイイ感じです。